当店では毎年寒くなってくると、
聖護院かぶらを仕入れて千枚漬けを仕込みます。
超薄切にしてバットに敷き詰め、出し昆布を細かく刻んだ物と一緒に軽く塩を振り、
一晩寝かします。
天然素材しか使っていない自家製の「千枚漬け」の出来上がり。
ウイスキーにも、白ワインにも意外と合うんです(笑)。
Bar restaurant located in Kita-Shinchi, Osaka
皆様のほとんどは「呉春(ごしゅん)」という酒の名前を聞かれたことがおありでしょう。
大阪を代表する有名な日本酒ですが、その伝統と技から生まれる呉春の魅力の本質をご存知の方は少ないと思います。 |
■「呉春」は「池田の酒」という意味
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蔵元のある大阪府池田市はかつて伊丹とならび天下の銘醸地として知られ、元禄の昔から銘酒番付の上位を独占した町でした。 「呉春」の「呉」は池田の古い雅称「呉服の里」に由来します。また、「春」は中国の唐代の通語で「酒」を意味します。つまり「呉春」とは「池田の酒」の意味です。 |
■「下り酒」として江戸時代に重宝され、有名になりました。
池田の酒は「下り酒」として江戸時代に重宝され、銘酒として名を馳せました。その中で特に「呉春」は今でも全国的に知名度が高く人気のあるお酒です。 (下り酒とは関西から関東に入ってきた酒のことを指します。) |
■谷崎潤一郎が愛飲した酒
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■「米と水と技」 3つが揃った極上の酒
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今回入荷致しましたのは、呉春の中でも最も手に入りにくい「特吟」。
その「特吟」の大吟醸です。年に一度だけの入荷です。
先日、2009年物のケンゾー・エステートの「紫」と「藍」が入荷致しました。
2009年から、自社施設で全ての工程を行っているようで、あらゆる点での質の向上が図られているようです。
以下、ケンゾー・エステートのツイッター・アカウントの呟きより。
ゲームメーカー「カプコン」の辻本憲三CEOが作ったワイナリ「Kenzo Estate」。設立当初はワイン不況のまっただ中でもあり辛口の記事が目についたのですが、今年になってWine Spectatorの注目のニューフェースに選ばれるなど、ようやく評価されるようになってきました。
さらに2012年11月にリリースされる2009年のヴィンテージは、同ワイナリとしては初の「エステート」ボトリング。それまで他社に間借りしていた醸造設備を自社で持つようになり、品質も上がったとしています。Twitterの担当者もかなりの自信を持っている様子。
紫鈴 rindo 2009 、凄すぎる、、、。もはや次元が違う。中の人的に、KEのスタッフとして以前に、いちワイン愛好家としてここまでの感動を覚えたワインは他にないかもしれない。
紫鈴 rindo 2009はグラスに注いですぐは、まだ若々しく味わいも若干硬いかな?と感じますが、30分ほど待つとそのポテンシャルの片鱗が現れてきます。密度が高い(でも決してジャミーではない)美しいアロマ、雑味を感じさせず、口中にサーーーっと広がっていくエレガントな味わい。
紫鈴 rindo 2009の香りの特徴ですが、今までのどのヴィンテージよりフレーバーが濃厚なのですが、ジャムのような煮詰めた果実の濃さではなく、完熟した上等な果物の、甘美ながらもフレッシュな香りをぎゅーーーっと凝縮した感じなんです。
このフレーバーの豊かさと上品さの一番の原因は、やはり「エステイトボトル」になったから、ということでしょう。2008ヴィンテージまでは、まだ醸造所もケイブも出来ていなかったため、収穫した葡萄を外部の施設まで運んで醸造を依頼する必要がありました。(続く
続き)しかし2009年には醸造所とケイブが完成したので、葡萄を外に運ぶ必要がなくなり、日が昇る前の、葡萄の風味が一番濃厚な時間に収穫した葡萄を、まだ暗いうちに醸造所へ運び、その豊かな風味が損なわれないうちに仕込み始めることができるようになったのです。
当然ながらまだ紫鈴 rindo 2009には、熟成に由来するブーケはありませんが、これが10年くらい経ち、熟成香が出てきて複雑な香りになったら、、、。今もしドラえもんがいたら、きっとタイムふろしきをリクエストすると思いますw
Wine Spectatorで選ばれたのは、エステートになる前の2008年ですから、今年のワインはかなり期待できそうです。
現在の当店でのリストには、「紫」と「藍」が、フル・ハーフ共に2009年。
「紫鈴」は、フル・ハーフ共に2007年となっております。
「紫鈴」の2009年も近日入荷予定。