5月のお勧めグラスワイン

初めての試みですが、来月のお薦めワインはドイツにしようかと思います。

中学校の先輩が地元で営業されている魚料理屋「海神(わだつみ)」さんで頂いた白ワインが、

非常に美味でお料理にも良く合ったので翌日、早速仕入れてきました。

こちらのワインも地元、茨木市のインポーターさん「ヘレンベルガー・ホーフ(株)」が扱っているワイン。

ドイツはバーデン地方の造り手「フーバー」のバイサーブルグンダー(ピノ・グリ)とシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)。

ともにグラスワインでもお出ししております。

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山崎ミズナラ

今年も数量限定で入荷致しました。

山崎 ミズナラ 2014

3本のみの入荷です。

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サントリーのウイスキーづくりは、1923年「山崎蒸溜所」ではじまり、以来日本人の繊細な味覚に合った国産ウイスキーが数多く生み出されました。
「山崎」は、ウイスキーづくり60周年を記念して、1984年に発売された日本を代表するシングルモルトウイスキーで、今年の3月に発売30周年を迎えます。近年では、昨年3月に「山崎18年」「山崎12年」が「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」で、カテゴリーでの最優秀金賞を同時受賞するなど、世界でも高く評価されています。

今回は、「山崎」を語るうえで欠かせない多彩なモルト原酒の香味を楽しむシングルモルトウイスキーシリーズとして、「山崎ミズナラ2014」を発売するものです。日本ならではのミズナラ樽で育まれた希少なモルト原酒だけを厳選し、冷却ろ過を施さず(ノンチル・フィルタード)、個性を最大限に引き出しました。ミズナラ樽原酒は白檀や伽羅を想わせるオリエンタルな香味が特長で、昨今では海外のブレンダーやウイスキーファンからも高い評価を受けています。日本独自の複雑でオリエンタルな香味と、長く伸びる余韻をお楽しみいただけます。

―   記   ―

【掘り出し物】ちょっと前の限定ワインがなんと!?

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プロジェクト「ワインメーカーズ」
シャトー・ペトリュスのオーナーのムエックス社がこのプロジェクト「ワインメーカーズ」を立ち上げ、今まで同じ有名な醸造家が、いろんな場所でワインを造っていたが、今度は逆に、さまざまな世界的に名の知れた醸造家が同じ場所でワインを造れば面白いことになるのでは、と考えた。料理の世界でも、ジュエル・ロブション、アランデュカス、ミシェル・ゲラールを呼んで、3名が同じ素材を使って、同じメニューの料理を作ったとしても、それぞれまったく違う味わいの料理が生まれるであろう。それと同様に同じテロワール、同じブドウを使っても造る人間が違えば、今までは考えられなかった違うワインが生まれるのではないかと考えられた。
そこで、歴史あるメドックのシャトー・ダルザックで、ムエックス社が畑を確保し、毎年違う造り手にすべてを任せてワインを造ってもらうというプロジェクトが始まった。毎年の気候と、1年ずつ積み重ねられるぶどう樹の樹齢以外は、ぶどう品種も同じ、ぶどうの木も同じものを使って毎年異なる造り手がワインを造っていく。栽培や醸造、全体の管理も造り手にすべて任される。収量制限、剪定、収穫をいつやるのか、ブレンドなどすべて造り手が決め、独自のスタイルを一年間の中で決める。中には造り手によって使わない品種も出てくるであろう。それらすべてをその年に担当した醸造家が判断し同じ環境の中でワインを造るのである。

2005 ザ・ワインメーカーズ・コレクション・1 ミッシェル・ロラン
The Winemakers Collection

ロバート・パーカーJr.ポイント92~94 2007年4月

ミッシェル・ロランは2005年という素晴しい年に選ばれた幸運な男で、ワインはクラシックな豊かさ、深み、スモーキーな特徴、クロフサスグリ、甘いチェリーの果実、驚くほど華麗な質感、程よい酸、高くそれでいて甘いタンニンが途切れなくフルに広がる。この素晴しいワインは卓越したボルドーのシャトーにもひけをとらず、ゆうに15年以上熟成するだろう。

記念すべき初年度の2005年を担当したのは「ミシェル・ロラン」

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コレクションの価値だけではない注目すべきはその高い品質にある!シャトー・ル・パンをシンデレラワインに仕立て上げ、さらに世界中の数多くのワイナリーを復興させたワインメーカーの中でも世界的に有名な人物。

アペラシオン(A.O.C.):オー・メドック

畑:1973年に植樹 69ha、内13haがこのワイン用に選抜。
土壌:砂の混じる砂利質
樹齢:14年
収量:37hl/ha
植樹密度:6500本/ha
剪定:ギヨー・ドゥーブルでグリーン・ハーヴェストをすべての区画で行う。
醸造:ブドウは手摘みで、低収量。2~3週間ステンレスタンクでアセラシオンを行い、ポンピング・オーバーを行う。温度は25~30度で管理。熟成はフランス産(新樽31%、1年31%、2年30%、3年8%)で18ヶ月。澱引きは春初頭に1度行われる。清澄は卵白で行われ、瓶詰め前に濾過処理される。瓶詰めは2007年4月
メルロー63%、カベルネ・ソーヴィニョン37%

 

2006 ザ・ワインメーカーズ・コレクション・2 ドゥニ・デュブルデュー
The Winemakers Collection

ロバート・パーカーJr.ポイント90~92

 ドゥニ・デュブルデューがミッシェル・ロランの造ったデビュー・ヴィンテージ2005年の次、2006年に選ばれた。
w-db-t.jpg 約5000ケースが毎年生産される。デュブルデュー教授のワインは濃厚なルビー/紫色で、ブラックチェリー、カシス、リコリス、焼いたパン、土が表れる。2005年よりも構造がしっかりとしており、甘いタンニンは控えめ。果実豊かで、深みのあるミディアムからフルボディで、素晴らしく印象的。2006年キュヴェ・ナンバー2は15年からそれ以上美味しく楽しめるだろう。これらのワインは同じテロワールから造られ、ワインメーカーの哲学が各ヴィンテージに表れる映画のような作品である。ワインメーカーにすべてが任され、彼らのしたいようにワインが造れる。これらのワインが熟成してから比較するのは非常に魅惑的で、この創造的な構想にこれからも世界トップの才能あるワインメーカーがラインナップされることは間違いない。

 

アペラシオン(A.O.C.):オー・メドック
畑:1973年に植樹 69ha、内13haがこのワイン用に選抜。
土壌:砂の混じる砂利質
樹齢:15年
収量:46hl/ha
植樹密度:6500本/ha
剪定:ギヨー・ドゥーブルでグリーン・ハーヴェストをすべての区画で行う。
醸造:ブドウは手摘みで、低収量。2~3週間ステンレスタンクでアセラシオンを行い、ポンピング・オーバーを行う。温度は25~30度で管理。熟成はフランス産(新樽51%、1年24%、2年30%、3年25%)で12ヶ月。澱引きは春初頭に1度行われる。清澄は卵白で行われ、瓶詰め前に濾過処理される。瓶詰めは2008年4月
カベルネ・ソーヴィニョン70%、メルロー30%

2007 ザ・ワインメーカーズ・コレクション・3 アンドレア・フランケッティ
The Winemakers Collection

ロバート・パーカーJr.ポイント87~90

深いルビー/紫の色調で、淡い紫色がかかる。そして黒い果実、スパイス、甘草のとろけるブーケが広がる。アタックは柔らかで、エレガントであり、良い酸もある。味わいは新鮮で、果実溢れ、熱いカシスとヴァニラのアロマが発展していく。まろやかな構造のあるタンニンが、このワインの純粋さとバランスを印象づけている。

 

Andrea Franchetti

アンドレア・フランケッティは“カルト”ワインを造ることで一躍有名となったワインメーカーです。彼のワインはトスカーナのテヌータ・ディ・トリノーロそしてエトナ山の傾斜で造られ、最も興味深いワインの一つと言われます。彼はイタリアでライターや映画俳優、またワインの卸売業者を経て、トスカーナに小さな家を購入し、今まで全くブドウ畑が存在しなかった場所でワインを造ることを決めました。ボルドーにたびたび滞在してワイン造りを学んだことから、彼のワイン造りはボルドーワインの影響を大きく受けています。彼は品質にこだわり抜き、収量を大変低く抑え、遅い時期の収穫を好み、小さなタンクで区画ごとに醸造をします。

アペラシオン(A.O.C.):オー・メドック
畑:1973年に植樹 69ha、内13haがこのワイン用に選抜。
土壌:砂の混じる砂利質
樹齢:16年
収量:46hl/ha
植樹密度:6500本/ha
剪定:ギヨー・ドゥーブルでグリーン・ハーヴェストをすべての区画で行う。
醸造:ブドウは手摘みで、低収量。2~3週間ステンレスタンクでアセラシオンを行い、ポンピング・オーバーを行う。温度は25~30度で管理。熟成はフランス産(新樽19%、1年41%、2年40%)で12ヶ月。澱引きは春初頭に1度行われる。清澄は卵白で行われ、瓶詰め前に濾過処理される。瓶詰めは2009年4月
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン49%、メルロー51%

 

 

沖縄県よりアグー豚

沖縄県よりアグー豚のが入荷致しました。

今回入荷の部位は肩ロースです。

シンプルにローストして、焼き野菜とタスマニア粒マスタードを添えてお出し致します。

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京都府長岡京市の多貝農園のタケノコです

今週から毎年入荷している長岡京市の多貝農園のタケノコが入荷してます。

太い部分を「木の芽焼き」や「岩塩オリーブオイル焼き」にしております。

甘〜いトウモロコシのような香りと味わいのする不思議なタケノコです。

約一ヶ月と非常に短い期間のみの入荷ですので、この機会に是非ご賞味下さい。

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本日のフルーツ

本日仕入れて来たフルーツです。
鹿児島マンゴー、沖縄パッションフルーツ、徳島ももいちご。
それぞれフルーツカクテルにしても美味しいですよ。
茨木市ブーランジェリー・パラダイス&ランチの焼き立てバタールもございます。

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南オーストラリアのトルブレック【ライアード】2005・6・8年

image当店の秘蔵コレクションの紹介です。

まずは店主のお気に入りの造り手、南オーストラリアのトルブレック。

そのフラッグシップがこの幻の【ライアード】です。

何とリリースはまだ3ビンテージだけなのに、

パーカーポイントは2005年100点,2006年99点、2008年100点。

当店には3ビンテージともまだ3本ずつはございますので、興味のある方は是非。

<ザ・レアードが出来るまで ディヴィット・パウエルより>
時折、人生やワインにおいて、自分自身を表現し、真に際立つものを創造する、めったにない機会に巡り合う事があります。これらの貴重な機会に巡り合えたら、それをとらえ、育み、発展させる事が大切で、そうしてその潜在性が開花します。私はバロッサ・ヴァレーの最も有名な畑で働く機会が与えられ、経験して得たすべての力をつぎ込んで、真に輝く卓越したワインを造ることを決心しました。
<畑について>
世界の素晴らしいワインすべてにおいて言えることは、そのブドウが息をのむほど素晴らしい畑のテロワールに深く根を埋めているということです。そしてザ・レアードも例外ではありません。伝説のマルコム・セペルトが所有している畑で、ザ・レアードのブドウはグナデンフレイという畑のものです。この畑はバロッサ・ヴァレーのセペルトフィールドとマラナンガ東側の2つのアペラシオンにまたがり、穏やかな南向きの丘の中腹部に位置します。「セペルト」というファミリー・ネームを持つほどマルコムは、彼の所有する古樹と同じくらい深くこの地域に根ざしています。1958年に植樹された5エーカーのシラーズで、土壌はとてもずっしりとした暗い粘土・ローム質に赤い粉末状の粘土質が覆っています。畑は細心の注意を払って作業が行われ、灌漑はしておらず、マルコム自身の足跡が辺り一面に残っています。この畑はすべてにおいて完璧です。南東向きで、完全に水はけが良く、典型的なバロッサ西部の土壌とバロッサの原型クローンの1つであるブドウに経験が豊富な栽培者によって仕事が行われています。 さらに、この畑には「未知の要因、Xファクター」が存在します。特別な味わいをもたらすその理由は誰も完璧に説明をすることができません。そういった事から、この場所で常に造られる小さく濃縮したブドウはこのヴァレーで働く、すべてのワイン生産者の羨望の的なのです。<樽について>
このワインの熟成のために選ばれた木樽は、世界で最も素晴らしい樽の1つと言われるドミニック・ローランの「マジック・キャスクス」です。ドミニック・ローランは素晴らしい人格と、生まれながらに本当に卓越したワイン生産者です。彼はフランスの販売中心主義や大規模の樽生産者の方法に不満をもっており、彼自身で樽を作る事を決めました。樽生産を始める際、彼はすべてにおいて抜かりなく、風がよく吹き、雨も多いラ・フォレ・ドゥ・シトーの丘の端を選びました。彼の選んだ樽職人は伝統的な方法で、職人的な樽生産に誇りをもっています。木はアリエのトロンセの森から直接採取したもので、更に厳密に言えば、この森でも最高の樽を生産する事で知られる初期の森の中心部からとっています。木の幹は手作業で割られ、板も手で割ります。こうしてできた木板は伝統的に機械で割った木板よりも約2倍の強さになります。そして通常よりもさらに日当たりの良く風通しの良い場所で48-54カ月熟成させます。熟成後に手作業で板から樽に作り上げられます。この過程で、木樽は3つの異なる焙り方で数時間にわたって焼かれます。これも通常よりもかなり長い時間をかけて行われます。これは、強く火を入れるためではなく、木の密度が驚くほど高い事から必要になってくるのです。<ワイン醸造>
マルコム・セペルトの畑は手摘みで、2区画に分けられ、ヴィンテージによって数日間かけて収穫が行われます。すぐにワイナリーに運ばれ、ブドウは丁寧に除梗され、木樽とコンクリートの開放式発酵槽に入れられます。そして優しく6-7日間スキンコンタクトを行い、その間ポンピング・オーバーを毎日2回行い、その長さや濃度を調節します。第一次発酵がほぼ終了した際に、ワインは皮から抜かれ、丁寧にマストのバスケット・プレスを8時間かけて行います。ワインは第一次発酵が完了するまで、ステンレスタンクで保存します。そして直接ドミニック・ローランのフランス産の樽に入れられ、温度管理された古来の石でできた倉庫で36カ月熟成させます。木樽とワインが完璧に融合すると、ワインは清澄やろ過をせず瓶詰めされます。■テクニカル情報■
品種:100%シラーズ 畑:グナデンフレイ・ヴィンヤード 1958年植樹 小区画:マラナンガ 瓶詰め:2008年2月15日
アルコール:14.8% 生産量:400ケース
スコットランドの言葉で「ザ・レアード」とは領主という意味です。ディヴィット・パウエルがマルコム個人の為にこの畑のブドウでワイン醸造を始めたのは2003年です。その間、デイヴィットは毎年最高のブドウをもたらすこの畑の偉大さを、身を持って実感じるようになりました。そして切望し続けたこの畑のブドウを2005年より購入することができ、ザ・レアードが誕生しました。★パーカーポイント100点 ワイン・アドヴォケート192号 2010年12月
ザ・レアードはパウエルの新しいベイビーで、マラナンガの小区画、2ヘクタールのシラーズの単一畑のもの。1960年代に植樹され、最近契約をした畑である。このワインはラン・リグととても違う個性をもっている。この最初のヴィンテージで最も際立つ点は、力強さとエレガントな気品の組み合わせで、バロッサのとても良いヴィンテージを表現している。3年間ドミニク・ローランの「マジック・キャスクス」(フランス、トロンセの樽で、シラーズの長期熟成のために、より厚い板を使用)で熟成させている。2005ザ・レアードは深みのあるガーネット色で、力強い香りで、風味の良いスパイスの特徴が果実の香りの表面から感じられる。塊の肉、北京ダック、肥沃なローム、下草、樹皮、アニス、クミン・シード、メントール、ドライ・ローズ、ラベンダーのアロマが温かいブラック・チェリーや砕いたブラック・ベリー、フルーツ・ケーキの特徴に重なるように溢れる。締まったフルボディの味わいはとても繊細で、シルト土壌のように細やかなタンニンと快活な酸が、濃縮した果実と食欲をそそる風味の中に表れる。そしてとても長いフィニッシュには土やスパイスが広がる。アルコールは14.8%で、バロッサの最も大柄なワインの1つでは決してなく、間違いなく最高のワインの1つである。今でも確かに美味しいが、4-5年瓶の中で熟成をさせ、さらに柔らかく調和した味わいを楽しむ事をお勧めする。2030年以上まで飲み頃。

彼は畑に関して、極めて知識が豊富で、情熱をかけており、それはおそらくワイナリーでの作業以上である。彼はブドウ栽培家と親密な関係を築いており、畑の管理においては決闘も辞さないようだ。パウエルは、栽培家が彼の指示に従う事を拒否したため、古樹の素晴らしい畑との契約を今年で終わりにしたと最近教えてくれた。パウエルはローズワーシー・カレッジや他のワイン関係機関で教育を受けていない。様々な事で、これは彼に功績を与えているようで、彼は行う事すべてを合理的に考え、一味違ったワインの造り方をしている。彼の赤ワインの構造は特に際立っていると思う。タンニンの管理、質の良い抽出、タンニンの質感にわたって個別のアプローチをとり、それらはブドウの皮から純粋にくるもので、ブドウは丹念に育てられ、熟成した時に短期間で収穫される。こうして本当にシンボルのような赤ワインが造られる。そして低価格のものでも、とても美しく熟成をする。最後に、パウエルは彼の高い基準に満たないワインは発売していない。彼は成功にうぬぼれているが、間違いに関しても正直に認める。2008年はトルブレックにとってとても困難な年だった。2008ラン・リグとレ・ザミは生産されていない。2007レ・ザミも生産されたが発売されていない。「2007レ・ザミは今まで生産した中で最も肥大だった。」と彼は認めた。2009年は調子を取り戻したようだ。「2009年は素晴らしいヴィンテージで、このヴァレーで27年間働いた中で最も良い年だった。特にグルナッシュが素晴らしく、シラーズも良い。それと比べると、2008年は奮闘した。」