=12月のローストビーフのコース=
【メニュー】
1・季節の前菜盛り合わせ
2・山口県産 トラフグのてっさとアラ身のコンソメ葛餡
3・カリフラワーのクリームスープ 本ズワイ蟹身を浮かべて
4・河内鴨と原木椎茸のソテー トリュフの薫り
5・徳島県産 活け黒鮑と冬野菜のポワレ
6・長崎県大村牛サーロインのローストビーフ グレービーソース
7・本日のアイスクリームとフルーツ
お一人様 ¥ 12,960(税・サ込)
※前日迄にご予約下さい。
Bar restaurant located in Kita-Shinchi, Osaka
本日、2009年物のDRCフル・セットが入荷致しました。
極上のヴィンテージなので、手に入れるのも一苦労でした(笑)。
さて、2009年物のブルゴーニュの評価は・・・
ワイン専門誌のヴィンテージ評価でも傑出し、生産者からも、
「偉大なポテンシャルを持つブドウを収穫出来た」
「フレッシュで果実味がしっかりとしており、リッチでストロング!」
「神に祝福されたヴィンテージ」
と絶賛の声が聞こえてきた、ここ数年の中では、屈指のグレートヴィンテージ2009年。
実は造り手の間では、ブルゴーニュの『9』のつく年がグレートヴィンテージになるとの伝説もあるとか。
2009年ヴィンテージを一言で表すなら・・・
「華やかで表情豊かな年」
この20年で記録的と言われるほど厳しい寒さで始まり、
春になると一転穏やかで乾燥した日が続き、ブドウの木も比較的早く発芽。
夏から秋にかけても天候に恵まれ、気温もブドウの熟成には最適な高さを
維持したまま収穫を迎えました。
テイスティングしてみると、アロマティックで活き活きとしており、表現力豊かな白ワイン、
しっかりとした果実味を支えるしなやかなタンニンを持つ、バランスの良い赤ワイン、
総じてそのような印象を持つ、まさに表情豊かな年であるということを実感します。
今飲んでも味わいの良さを感じ取れますが、グラン・クリュクラスは
熟成のポテンシャルもしっかりある超優良年です。
さてこの偉大なワイン達の飲み頃はいつになることやら・・・・
ブルゴーニュの最高峰「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」が2009年ヴィンテージから新発売するグランクリュ「コルトン」の評価が、英米のワインメディアで出そろってきた。
DRCがコート・ド・ボーヌ地区から初めて生産する赤ワインのコルトンは、ドメーヌ・プランス・フローラン・ド・メルロードから借りたブレッサンド、クロ・デュ・ロワ、レナルドの3区画2・5ヘクタールをブレンドする。高樹齢のものだけでブレンドし、若樹はネゴシアンに売却した。
英国のワイン・ライター、ジェイミー・グッド氏の人気ブログ「WINE ANORAK」(ワイン・アノラック)の試飲コメントによると、09年は区画をブレンドしたが、十分な樹齢に達すれば別々に仕込まれる予定。「高い酸に支えられ、パレットは堅い構造を備えるが、スパイス、プラム、チェリーのノートが主張する」と評し、95点をつけた。ワイン・アドヴォケイトは91~94点、ステファン・タンザーは91点をつけた。
DRCの共同経営者オベール・ド・ヴィレーヌ氏が所有するドメーヌ・A・エ・P・ド・ヴィレーヌの栽培・醸造責任者ピエール・ド・ブノワ氏は来日し、コルトンの感想を語った。
「やはりコルトンなので、DRCのヴォーヌ・ロマネのキュヴェとは大きく違う。3つの区画のテロワールを感じられる不思議な味わいだった。新樽比率100%か、全房発酵かどうかはわからない。DRCはラ・ターシュについても、全房発酵したキュヴェと除梗したキュヴェを実験的に仕込むなど、様々なトライをしている」
DRCはフラッグシップのロマネ・コンティを中心に、香港・中国市場の投機需要によって、市場価格が値上がりしている。ド・ヴィレーヌ氏は、英国の複数のワインメディアで、愛好家に飲んでもらうことの重要性を強調し、投機のための転売がわかったらその顧客には二度と売らないという方針を明らかにしている。
1939年生まれのド・ヴィレーヌ氏は、DRCのみならず、ブルゴーニュの顔として活躍する。ブルゴーニュのユネスコ世界遺産申請の運動でも中心人物だ。ロンドンで09年をお披露目したコーニー&バロウのスペシャル・ディナーに出席し、ドメーヌの外に出たことのない自家消費用「バタール・モンラッシェ」1997年を供した。
ド・ヴィレーヌ氏のおいにあたるド・ブノワ氏は「私のいとこのベルトラン・ド・ヴィレーヌが、オベールの後継者として2年ほど、修業しているが、まだ時間がかかるだろう。おじにはできるだけ長くとどまって欲しいとだれもが願っている」と明かした。
以上、2012年2月7日のYomiuri Onlineより
2008年の11月から畑に入りビオディナミを開始し、この時すでに畑の状態は良好で大きな変更をする必要がないほどに手入れをせれていたそうです。
このプランス・フローラン・ド・メロードは近年、品質を向上させているドメーヌで、グラン・クリュのマレショー、ブレッサンド、クロ・デュ・ロワ、レナルドを所有しています。
コルトンを代表する作り手として地位を確立してきたメロードなのですが、後継者がいなくなったため今回DRCが賃貸耕作することになったそうです。
DRCは基本的に、ロマネ・コンティをはじめ、ヴォーヌ・ロマネの6種のグラン・クリュの赤ワインと白ワインのモンラッシェしか発売していません。
ただ本当は、ヴォーヌ・ロマネ村のプルミエ・クリュ(1級)のレ・スショ(1ヘクタール)、プティ・モン(0.4ヘクタール)のほか、わずかなゴーディショ、レイニョも所有し、バタール・モンラッシェ(0.17ヘクタール)も所有しています。
バタール・モンラッシェからできる2樽は、自家消費用だそうです。
また、1999年,2002年などの良好なヴィンテージに、グラン・クリュの二番果とプルミエ・クリュのブドウから、「ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ キュベ・デュヴォー・ブロシェ」を発売したことはありますが、あくまで例外的です。
当店にはたった1本の入荷。
恐ろしく高い値段だったのでまたまたセラーの中の飾り物になりそうです・・・