前々世紀の原酒もブレンドされているスパニッシュ・ブランディー

◆ヴァルデスピノ ブランディー・ド・ヘレス ファミリー・ヘリテージ ソレラ・グラン・リゼルヴァ(1897~)◆

平均熟成年数でさえ「50年以上」、19世紀の古酒もブレンドされた長期熟成ブランデー。どこまでも複雑味のある果実香と濃縮したような深い味わい。極上のブランデーだけが表現できる、甘みのエッセンスだけを凝縮したかのような滑らかなで優美な香りと味わい。
上質の熟成シェリーのような香りが口中を支配した後、濃密で凝縮された熟成ブランデーの味わいが広がります。

  1430年から酒造りを始め500年以上の歴史を誇るバルデスピノ家ですが、1999年に現オーナーにその在庫を全て売却しました。その前オーナーのプライベートストックにあったのがこのブランデーで、19世紀から始まるソレラシステムで作られ、平均熟成年数は50年を越え、100年以上前の古酒も含まれているといわれています。
2004年に一部をリリースした後、再び眠りについていたものを昨年6年振りにボトリング。さらなる熟成を増した驚異のブランデー、シェリーの風味が溶け込んだ唯一無二の存在ともいえる味わいです。

“平均熟成で50年以上 19世紀の古酒も含まれたソレラ熟成”
高品質のシェリーを生産することで定評のあるバルデスピノ社ですが、「レジェンドオブ キューバン ラム」などをはじめ、ソレラシステムを応用した長期熟成蒸留酒も、それ以上の人気と評価をこれまで獲得してきました。
同社の前オーナー、ミゲル・バルデスピノ氏のプライベートストックでもあった、19世紀から始まるというソレラシステムによって受け継がれてきた秘蔵の銘酒がこの「バルデスピノ ファミリー ヘリテージ ブランデー」です。

“極上のシェリーと濃厚なブランデーのカラメルのような逸品”
何十年も熟成したシェリーが持つ、どこまでも複雑味のある果実香と濃縮したような深い味わいに、極上のブランデーだけが表現できる、甘みのエッセンスだけを凝縮したかのような滑らかなで優美な香りと味わい。まるで上質の熟成シェリーを飲んだかのようにシェリーの香りが口中を支配した後、濃密で凝縮された熟成ブランデーの味わいが今度は広がります。
超良質のシェリー樽で50年を超える眠りについていたブランデーだからこそ表現できる驚異の味わいをぜひ体験してください!

Bodegas Valdespino / ボデガス バルデスピノ
1264年、ヘレスをアラブ支配から開放した国王、アルフォンソ十世が領地を分配してブドウ畑を開拓させた時、分配を受けた貴族の一人がアロンソ・バルデスピーノだった。以来ワイン生産に携わり、十九世紀前半に輸出を始め、ずっと一族が経営してきた。
マチャルヌードという最高の条件のパゴにイノセンテという名の畑を持っている。その名のフィノを熟成するボデガは1700年に建てられたものだった。
製品はいずれもじっくり熟成されたもので、パロ・コルタドはカラスカルというパゴのもの。
「ドン・ゴンサロ」は180年前に設定されたソレラのオロロソ。
VORSの「ス・マヘスタド」は1888年に国王から御用商人として認められた際、記念に選ばれた古いオロロソ六樽から残った二樽のうちの一樽のものだ。
最後のオーナー、ミゲル・バルデスピーノは樽発酵を続けていた。だがホセ・エステベスに売却されたため、長い歴史を物語るボデガは閉鎖され、シェリーはすべて郊外の新築のボデガに移動された。