カテゴリー: ワイン

  • アンフィニィのローストビーフ、御歳暮・クリスマス・お節に如何ですか?

    == アンフィニィのローストビーフ ==
    御歳暮・クリスマス・お節に如何ですか?
    黒毛和牛特撰サーロイン使用のローストビーフ
    ¥ 21,600 / 1kg(税込み)
    真空パックにして、自家製グレービーソース
    ホースラディッシュをたっぷりおつけしております。
    ※宅配便でお送りすることも出来ます。(送料別)
    ※ご注文を頂いてから2〜3日お時間頂きます。

    == 12月の特別コース ==
    12月は当店名物料理「ローストビーフ」をメインに、ちょっと豪勢なメニューです。
    〜 メニュー 〜
    1・本日の前菜盛り合わせ
    2・島根県松江産天然マダラのトリコロール(昆布〆・燻製・白子)
    3・オニオン(淡路島産)グラタンスープ
    4・徳島県産活黒鮑のソテー 焦がしバターと肝のソース 冬野菜添え
    5・仏シャラン鴨とドナウ産フォアグラのポワレ トリュフの薫り
    6・長崎県大村牛サーロインのローストビーフ グレービーソース
    7・本日のアイスクリームとフルーツ
    お一人様 ¥ 12,960(税・サ込み、前日迄に要予約)

    == 11・12月のお勧めシャンパーニュ ==
    アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ MV09
    Fût de Chêne Aÿ G.C. Brut Cellar Infini Bottle MV09 [Henri Giraud]
    ¥ 36,000 → ¥25,000
    アンリ・ジロー エスプリ・ナチュール NV
    Esprit Nature NV [Henri Giraud]
    ¥ 14,000 → ¥ 10,000

    年末は12月28日(金)まで、年始は1月7日(月)から営業致します。

    北新地 セラ・アンフィニィ
    〒530-0002大阪市北区曽根崎新地1-1-16 クリスタルコートビルB1F
    06-6341-9173/9174&FAX 6341-9175
    URL [ http://www.cellarinfini.com ]
    Mail to : master@cellarinfini.com

  • ラグランジュ2008年マグナム

    1983年から日本のサントリーが所有しています。
    先代のセンドーヤー一族が畑の要らない所から切り売りをしていたため、結果、ラグランジュの精髄ともいえる場所だけが残され、多くの専門家が「土壌がもつ潜在能力という点では、メドックのトップ10に匹敵する」と評価。
    サントリーはその潜在能力を可能な限り引き出すよう全面的に改良を行いワイン造りをスタート。以後ますます品質・評価を上げています。

    2008は遅い収穫となり、難しいヴィンテージではあったものの、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー共にポテンシャルの高いもので上出来です。

    カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロー27%、プティ・ヴェルド7%

    中世からの伝統を持つシャトー。
    「古典的なメドックのタンニンを持つ、実に安定したワイン」

    メドック格付け 第三級

    シャトー・ラグランジュはサン・ジュリアン村に位置する格付け第三級シャトー。
    中世の時代からの歴史があり、当時は「ラグランジュ・モンテイユの高貴な館」と呼ばれ、
    一部はボルドー聖堂騎士団の領地でもありました。
    そして19世紀には、当時のルイ・フィリップ朝で権力を握っていたデュシャテル伯爵が
    所有者になり、シャトーの名声を栄光の頂点にまで引き上げました。

    1960年代、1970年代までは凡庸なワインを造っていた言われていますが、
    1983年にサントリーが買収してからブドウ樹の植え替えなど抜本的な改善を行い、
    飛躍的な品質向上を遂げて、
    近年大注目を集めています。

    ワインは、厳しい選別が行われ、非常に熟した果実が収穫されることにより、
    たっぷりとしたタンニンを持ちふくよかでリッチなスタイルに仕上がっています。
    また、新樽に由来する香ばしい風味もラグランジュの個性を印象づけています。

    シャトー・ラグランジュの手入れの行き届いた畑、設備、
    管理を行うマルセル・デュカス氏や、日本人エノロジストの鈴田健二氏など、
    ワインメイキングにおける工夫と知恵、そして伝統と自然へのリスペクト…
    沢山の人の努力が実を結び、シャトー・ラグランジュは日々成長し、
    多くのワインラヴァーを虜にしているのです。

    2008年は「ブドウの重量が非常に軽かった年。収穫を待つ長い間に
    余計な水分が抜けたからです。これがワインに凝縮感とより強い
    構造をもたらしました」と、副社長の椎名氏。

    カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高めで、黒スグリ、プラムなど
    黒系果実の濃密な香り。その中に、フルーツケーキやスパイスの
    香ばしい香りも感じられます。

    もうすぐ飲み頃を迎え、これから楽しみな2008年ヴィンテージの
    シャトー・ラグランジュの登場です!どうぞこの機会をお見逃しなく!!

    飲み頃:2014〜2034年
    評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて89+点を獲得

  • ブルーノ・パイヤール

    ミシュランから世界最多の星を贈られる天才シェフ、ジョエル・ロブション。昨年末には新たに1つ星が加わり、全部で26個もの星を獲得しています。日本でも恵比寿のレストラン「ジョエル・ロブション」が毎年3つ星評価を獲得しています。
    本日は、そんな天才シェフ、ロブションが心底惚れ込んだシャンパーニュをご紹介します。 本人自ら買い付けに足を運ぶ、ブルーノ・パイヤールです。
    ロブションほどの人になると「彼のレストランでオンリストされている」というだけで、ワイン生産者にとって大変な名誉です。生産者たちは「ぜひうちのワインを使って欲しい」と、それこそ無料でワインを送ってくるほど。普通のレストランではとても考えられません。
    「全ての店で完璧な味とサービスを」と考えるロブションは、ニューヨークやモナコ、東京など、世界中にある自分のレストランへ足を運び、目を光らせています。
    お料理はもちろん、リストに載せるワインの1本1本にまでこだわり、自身が全てのワインを試飲して選び抜いているそうです。おかげでスケジュールは1年先までビッシリ。いつ寝ているのか本当に不思議になるほどの激務です。
    そんなロブションがスケジュールを無理やり調整し、「うちの店に置かせて欲しい」とパイヤールまで直接出向いたというんですから、すごい惚れ込みようですね。
    ロブションなら、電話1本でどんなワイナリーでも喜んでワインを送ってくるのに、わざわざ現地へ交渉に行くなんてよほどのことです。
    ロブションにそこまでさせるだけあって、パイヤールの美味しさは本当に見事。飲めば飲むほど「これ、商売になるの?」と不思議になるぐらい手間ひまをかけ、コストをかけて造られているんです。
    原料に使われるのは「1番絞り」だけで、残った果汁はすべて処分。1本1本手間を惜しまず丁寧に造っていますから、あのロバート・パーカーも4つ星を贈って大絶賛しています。
    生産量のほとんどをロブションが買い占めてしまうためにただでさえ市場には出回らないというのに、パーカーが高評価を贈ってさらに入手困難になりました。
    グラスの底から立ち上るきめ細かな泡はまるでネックレスのようにキラキラと輝き、泡が弾けると同時に香りがグラスから溢れ出します。あっという間にテーブルがフルーツや花のゴージャスな香りに包まれます。
    香りを嗅いで華やかな気分に浸ったまま一口飲むと、舌を包み込む泡の柔らかいこと! 熟成期間が短いと泡が大きく口の中で弾けますが、パイヤールの泡はムースのように細かく滑らかなんです。長い期間、しっかりと熟成させている証しです。泡が消えて行くのと同時に口の中はフルーツの風味で満たされます。まるで新鮮なフルーツを頬張ったようなボリューム満点の果実味は飲みごたえ抜群です。
    シャンパーニュならではのミネラル感がキュッと引き締めますから、口の中いっぱいに広がる果実味はスッと消えて、次の一口がまた美味しくなります。

     

    当主:Bruno Paillard
    所有畑面積:32haうち12haがグランクリュ。
    年間総生産量:約4~500.000本
    醸造方法:
    第一次発酵では20%樽、残りはステンレスタンクを使用(NPUを除く)。NVに関しては、1985~前年までのリザーヴ・ワインを35~50%使用。

    【ブルーノ・パイヤール概要】

    シャンパーニュ地方で古くからブドウ栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンで、独立したメゾンとしては最も大きい規模を誇っています。

    設立当初からドサージュ量の最も少ないメゾンのひとつであり、近年はさらに低く抑え、純粋な味わいを表現しています。
    1994年から畑の購入を始め、必要な葡萄の40%をまかなっています。自社畑は有機栽培を行い、除草剤は使用していません。

    ブルーノ・パイヤール創立者・経営者であり、また実際に自らブレンドを行うブルーノ・パイヤールは、寒い年は南向きの畑の葡萄を使用するなど、気候状況により使用する葡萄の畑を選び、また、その年の葡萄の品質に従いリザーブワインの量を調節(平均35%、最大50%)、毎年一貫した品質を保っています。
    技術的にシャンパーニュに最も好ましい地下25Mと同じ環境を地上に再現。光を遮り、温度10.5℃、湿度80%に管理された中で作業されます。

    純粋でエレガントな味わいは、数多くの有名レストランでサーヴされ、2010年は世界の422件のミシュラン星付きレストランで愛飲されています。
    他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まりプロモーションをかけて売り出す現状において、真摯に最高品質を追求するブルーノ・パイヤールは異例ともいえる貴重な存在です。

    ここがポイント!① 戦後唯一のメゾン
    ② ブルーノ・パイヤール(1953年生まれ)自身がブランド名であり、創始者・現オーナー・ブレンドも監修。
    ③ 葡萄1㎏あたり500㏄の最も純粋である最初のプレスのみを常に使用。
    ④ グランクリュ、プルミエクリュの畑でとれた最高品質の葡萄のみ使用。
    ⑤ シュール・リー熟成期間が法定期間の3~5倍のため、見事な熟成感と繊細さを持つエレガントなシャンパーニュに仕上がる。
    ⑥ 定温・冷涼なセラーで、発酵がゆっくりと進むため細かい泡が生まれる。
    ⑦ ワイン本来の姿を大切に保つため、ドサージュは最低限。
    ⑧ 全ボトルにデゴルジュマンの日付を表示(これはブルーノ・パイヤールが初めて)

     

     

    シャンパーニュ地方で古くから葡萄栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。

    最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンです。 年間平均出荷量は60万本(5万ケース)で、その75%以上が輸出されており、ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。

    ブルーノ・パイヤールのシャンパーニュはシャンパーニュ地方産の最高品質の葡萄から、伝統的手法によりオーナー自身の監督のもとに造られます。常に、最も純粋である最初のプレスのみ使用しています

    ブルーノ・パイヤールは3種類のノンヴィンテージと、現在では非常に少量のいくつかのヴィンテージものを生産しています。全て辛口であり、中辛口や甘口は造っておりません。ワイン本来の姿を大切にする為、ドサージュは最低限に控えられています

    有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションはブラインド・ティスティングにてブルーノ・パイヤールに惚れ込み、2週間後には彼のシャンパーニュメゾンを訪れました。そしてブルーノ・パイヤールのこだわり、最高を求める姿勢が彼の食に対するアートと共鳴し、それ以来ジョエル・ロブションのレストランでは常にブルーノ・パイヤールをサーブすると言われる程です。

    他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まり、プロモーションをかけ売り出す現在の状況では異例ともいえるブルーノ・パイヤールは、品質が全てだと言えます。

    厳しい評価で知られるル・クラスマンは

    創業1981年と歴史は浅いがシャンパーニュ地方では少なくなりつつある独立した家族経営のメゾンである。

    大胆かつ精力的なネゴシアンでもあるブリュノ・パイヤールは、この数年間にフィリッポナやド・ヴノージュを始めとする名立たるブランドを立て続けに買収し、一躍注目を浴びた。

    だが目覚しい事業展開の一方で、自らのワイン造りにもきちんと目が行き届いており、ブリュットを主体とした品揃えも充実している。

    ブルーノ・パイヤール・エクストラ・ブリュット“プルミエール・キュヴェ”

    ヒュー・ジョンソンの「ポケット・ワインブック」にも「小規模ながら大きな名声を得ている新進のシャンパン会社。ブルーノ・パイヤールは極めて高水準。」と出ています。

    それもそのはず20世紀最高の料理人ジョエル・ロブション氏のパリのレストラン「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」ではブルーノ・パイヤールのワインのみが取り扱われており ロブション氏の大のお気に入りシャンパーニュです。川口さんおはようございます。
    グラスシャンパンのご提案です。
    NV Bruno Paillard Extra Brut Premier Cuvee  通常¥4290をグラスシャンパンとしてお使い頂ける場合¥3575までお値引させて頂いております。シャンパンは沢山お持ちかと思いますが、グラスでご 提供頂けませんでしょうか。来月でも構いませんので、ぜひ一度ご検討下さい。
    ■N/V Bruno Paillard Extra Brut Premiere Cuvee■
    上代¥6,500-(税別)
    品種:ピノ・ノワール45%、 シャルドネ33%、ピノ・ムニエが22%
    温度:8度でサーブ してください。 ドザージュ:6g/L熟成:デゴルジュマン前:3年 デゴルジュマン後:5ヶ月
    ★ワイン・スペクテーター 91点  2012年11月15日 この引き締まったシャンパーニュには強 さがあり、白桃、切ったばかりの新鮮な林檎、石を感じさせるミネラル、蜜ろうが、良い構造を成して表れる。生き生きとして、フィニッシュ にチョークを感じるセンセーションが続く。飲み頃:2014年‐2019年
    ★パーカーポイント92 点  eRobertParker.com 203号 2012年11月 ブ リュット・プルミエール・キュヴェの第一印象は予想と期待を超えるものだ。素晴らしく上品なこのワインはレモン、グレープフルーツ、洋 梨、花など多くの香りが感じられる。2年以上の瓶内熟成によってブドウの特徴がよく引き出された最高級のノン・ヴィンテージ。飲む度に感 じられるこの素晴らしさこそブルーノ・パイヤールである。魅力的なシャンパンでエネルギーと活力に満ちている。ヘーゼルナッツ、アーモン ド、菓子パン、そしてミネラルが複雑感を与えている。2012~2017年が飲み頃。

    今回入荷のボトルのバックラベルには、

    After aging for 36 months, this bottle was disgorged in Jun, 2015 and returned to our cellars for a minimum of five months post disgorgement recovery.

    と記載されております。
    36ヶ月の瓶熟成(シュール・リー)の後、2015年6月に澱引きしました。澱引き後に再びセラーにて最低5ヶ月ワインを休ませております。

  • マッテオ・コレジャ(イタリア・ピエモンテ州)

     

      ロエロのネッビオーロの個性を追求

    マッテオ・コレッジアがワイン造りを始めたのは1987年。

    当時、ロエロのネッビオーロはステンレスタンクのみで熟成させたフレッシュなスタイルが主流でした。

    この地の可能性を信じたマッテオは、より自然な栽培、収量の制限、バリックでの熟成など、徹底したこだわりをもってワイン造りに取り組み、砂の多い土地の個性を反映した華やかでエレガントな、ロエロならではのネッビオーロの個性を感じさせる、見事なワインを生み出します。

    その中でも2haの単一畑から生まれるトップ・キュヴェ、ロッケ・ダンプセイは別格。

    バローロにも通ずる力強さとロエロならではの華やかな美しさを兼ね備えた傑作です。

    1996年のファーストヴィンテージ以来、安定して高い評価をうけ、

    ロエロ最上の赤ワインとしての地位を確かなものにしています。

    また、スタンダードなロエロも、この地のネッビオーロの個性をしっかりと感じさせる素晴らしいもの!

    お手頃価格で美味しいネッビオーロをお探しなら、絶対に見逃してはいけないワインです。

    ロエロが、バローロ、バルバレスコと並んで優れたネッビオーロを生み出す土地であることを実感させてくれる、マッテオ・コレッジアのワイン、ぜひお楽しみください!

    ~輸入元資料より~

    当初は色々な果実や畜産が中心だったが、マッテオ氏が高品質ワイン造りに着手した。

    当時ロエロ地区は平地部分のアルネイス中心に瓶詰めされていて、大半のネッビオーロやバルベーラはランゲ地区の生産者に売られていた。そんな中マッテオ氏はカナーレ最西端の南向き斜面の1枚畑を購入し、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹、高品質葡萄栽培を開始。当初はロベルト・ヴォエルッツィオやエリオ・アルターレなどの優良生産者に葡萄の段階で売り渡していたが、1987年、ヴォエルッツィオの勧めで自らボトリングまで行うことを決断。赤ワインとしてのロエロを初めて商標登録させた。その後、エリオ・アルターレなどの助言を得ながら独自のスタイルを確立、一気にロエロ産赤ワインの名声を高めていったが2001年開墾作業中に不慮の事故で帰らぬ人となった。

    現在では婦人のオルネッラを中心にマッテオの意思を引き継ぎ、ラ・スピネッタのジョルジョ・リヴェッティ等の手助けを得ながら、その独自のスタイルを維持している。

    不思議なことにランゲとロエロ、明らかに味わいに違いがある。どちらの土壌も豊富な石灰分を有しているが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなるよう。(東にいくほど表面の砂質が多くなる)特にマッテオ・コレッジアが位置するカナーレの西端は海からの石灰岩と砂質が豊富で6層にもなる複雑な地層となっている。非常に優れたテロワールを有している。畑では除草剤は勿論、トラクターもほとんど使わない為、非常に健全でふかふかの土。雑草は青々と繁っている。

     

    〜 ロエロ・リゼルヴァ ロッケ・ダンプセ 2009年 〜

    ロッケ・ダンピセは国立自然公園内に位置します。ロエロの平野部を抜けた丘陵地帯の入り口に位置する畑で、やはり表土は砂質。60%以上が砂質です。しかし、ダンピセは他のロエロの畑とは違います。地表こと砂が多いのですが5mも掘れば黄土層、その下には更に強い粘土、その下には岩盤が通っていて表土こそ違えどランゲにも負けないしっかりとした土壌構成。

    『ダンピセはロエロの造り手にとっても今や憧れの畑になりました。マッテオはずっとこの畑の素晴しさに惹かれていて当時の所有者を説得。この畑を手に入れた時のマッテオの笑顔を今でもはっきり覚えています』/オルネッラ

    粘土と岩盤の影響を受けてワインはしっかりとした骨格を手に入れています。しかし、ロエロらしい軽やかさ、芳香の豊かさも十分に備えます。この”軽さ”と”深み”の両立こそがマッテオが目指したスタイル。

    1985年、マッテオはロベルト・ヴォエルッツィオとエリオ・アルターレと共にブルゴーニュに渡ったそう。各ワイナリーをまわり、その完成度に圧倒されたそうですが、同時にロエロに自信を深めたのだそうです。

    『ブルゴーニュワインには当時のイタリアワインとは違うエレガンスがあったのです。それは樽や醸造技術だけではなく、”軽さ”と”深み”の両立でした。』/オルネッラ

    ロッケ・ダンピセを飲むとマッテオの目指した”軽さ”と”深み”の両立を体感できるように思います。ロエロだからこそできるバランス。熟成と共に変化していき妖艶さを醸しだすマッテオ・コレッジアのワイン。

     

     

     

     

     

     

  • サム・ハロップ

    SAM HARROP WINE  サム・ハロップ・ワイン

    設立/2008年 North Island/ Waiheke Island(ワイヘキ島)

    オーナー・ワインメーカー/SAM HARROP

    世界的なコンサルタントのサム・ハロップMWが、故国ニュージーランド北島のワイヘケ島で造るワインその名も「セダリオン」。 ハロップMWは2003年、最難関資格マスター・オブ・ワイン(MW)に当時では最年少の31歳でストレート合格。ロンドンで開かれるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)ワイン審査部門の責任者を務める一方で、スペインのドミニオ・デ・フォンタナ、ワイヘケのテ・モトゥなどのコンサルタントを務める。英国のドリンクス・ビジネスが、2013年に最も影響力のあるワインコンサルタント10人の1人に選びました。また、近年では「Sake Samurai」として日本酒を世界に紹介する担い手としても活躍し、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)日本酒審査部門でも活躍する。 2013年1月に家族を連れてロンドンから帰国し母国ニュージーランドから新たなチャレンジを。生産本数は各2000本を切るマイクロ・キュヴェのワインを2013年に初ヴィンテージとしてリリース。畑のあるワイヘケはオークランドの東にある島、リゾート地としても人気がありニュージーランドで最も土地の価格も高いエリア。。

     

     

     

     

     

    セダリオン シングルヴィンヤード・シャルドネ・アラエヴィンヤード・ワイヘキ
    SINGLE VINEYARD CHARDONNAY Arae Vineyard Waiheke Island

    <2014年ヴィンテージ>
    シャルドネを生むアラエ・ヴィンヤードは南西の斜面に0.9ヘクタール。粘土と石灰岩の混じる理想的な土壌で海風が強いため、収量はヘクタール当たり26ヘクトリットルと押さえられている。18度の低温で、畑のブドウから培養した自然酵母で発酵。3月15日から27日の間で4度に分けて手摘みで収穫。収量の半分を全房にてバスケットプレスし残りは優しく圧搾。果汁はフレンチオークへ移され11度で3か月かけて醗酵させます。醗酵が終わりに近づくと樽の中を週に一度のペースでかき混ぜ、醗酵中に生じた澱を残したまま9か月の熟成期間を過ごします。熟成は300リットルの新樽35%、1年樽12%、228リットルの4年樽53%で行う。

     

     

     

     

    セダリオン シングルヴィンヤード・シラー・ブロック31・イーストエンド・ワイヘキ
    Single Vineyard Syrah “Block 31” Eastern End Waiheke Island

    <2014年ヴィンテージ>
    シラーはワイヘケ島東端の険しい段々畑で1ヘクタールからなるブロック31、シャーヴ・クローンとエルミタージュ・クローンを栽培。樹齢は14年。粘土主体の土壌が酸とタンニンの骨組みをもたらしている。シャーヴ52%、エルミタージュ48%の割合でブレンドする。ヘクタール当たり収量は40ヘクトリットル。「シャーヴは果皮が厚くて、房が大きい。スパイシーで、ペッパリー。フェノール、質感、複雑さに優れる。エルミタージュ・クローンはコート・ロティ寄りの畑で生まれた。フィネスがあり、エレガント。私の好みはエルミタージュ・クローン」と。4月7日から19日の間に3度に分けて手摘みによる収穫。全体の80%になる粒選りした葡萄を優しく圧搾、20%は全房で。4日間低温にて保管し、シャーヴ・クローンにはD254酵母、エルミタージュ・クローンにはクロといった異なる酵母を使用。26~28度で醗酵させ1日に2度の手作業による醸しからバランスの良いタンニンの抽出を促す。3種のバッチに分けられた果汁のうち2種マロラクティック醗酵を行う。果皮に漬した果汁は3週間20℃で醗酵。瓶詰めされるまで14か月樽熟成、また澱引きもしない。最終的なブレンドはャーヴ・クローンが52%とエルミタージュ・クローン48%になる。22.5%の新樽と3~5年の古樽を使用しバランスが保たれる。。

     

     

    サム・ハロップ氏

    イギリスを中心に活躍するニュージーランド出身(イギリス在住)のワイン・コンサルタントで34歳。

    2003年に日本人はおろかアジア人にまだ一人も合格者のいない超難関のワインの資格、マスターオブワイン試験に最初の挑戦で合格。合格に際し、特に成績優秀だった者に贈られるTim Derouet賞を受賞している。

    現在は世界各地でワインナリーのコンサルタントの他、ロワール地方全体のアドバイザーもつとめ、南仏に小さな有機農法のワイナリー(ドメーヌ・マタッサ)を共同経営している。

    2006年より、世界最大規模のワインコンクール(インターナショナルワインチャレンジ、ロンドン大会)のCo-Chairmanの一人となった。今月(9月)よりCNBCビジネス・マンスリーのワイン関係のコラムも担当。

    ハロップ氏は、ロンドンで日本酒の蔵元の日本酒講座に参加したのをきっかけに来日し、京都と静岡の蔵を訪問。日本と日本酒に大変好感を持って帰国した。そしてインターナショナルワインチャレンジのCo-Chairmanに就任当時から、同大会に本格的に日本酒部門をつくり、広く世界に日本酒を紹介する事を計画している。

     

     

     

    シャルドネを生むアラエ・ヴィンヤードは0.9ヘクタール。粘土と石灰岩の混じる理想的な土壌。ニュージーランドでは、南島のマールボロ、ワイパラに同様の土壌があるという。海風が強いため、収量はヘクタール当たり26ヘクトリットルと低い。18度の低温で、畑のブドウから培養した自然酵母で発酵。2013は60%のみマロラクティック発酵をした。「PHが3.1と低いので、そもそもマロが起きにくい。乳酸菌のもたらす(バターのような)ジアセチルの香りは多すぎない方がいい。畑の立地を表現し、長期熟成するために、マロ100%は好まない」という。
    熟成は300リットルの新樽35%、1年樽12%、228リットルの4年樽53%で行う。300リットルの樽は、ブルゴーニュでも熟成前酸化の防止とフレッシュ感を保つために導入する生産者が増えている。世界の潮流を知るMWらしい選択だ。
    シラーはワイヘケ島東端の険しい段々畑でシャーヴ・クローンとエルミタージュ・クローンを栽培。樹齢は14年。粘土主体の土壌が酸とタンニンの骨組みをもたらしている。シャーヴ52%、エルミタージュ48%の割合でブレンドする。ヘクタール当たり収量は40ヘクトリットル。「シャーヴは果皮が厚くて、房が大きい。スパイシーで、ペッパリー。フェノール、質感、複雑さに優れる。エルミタージュ・クローンはコート・ロティ寄りの畑で生まれた。フィネスがあり、エレガント。私の好みはエルミタージュ・クローン」と。

     

    セダリオンのワイン造りは利益を度外視している。妻がマーケティングを担当し、ハロップMWが栽培と醸造を1人で行う。コンサルタントで世界を飛び回るから、生産量はこれ以上増やせない。
    「このワインは私の『シンパセティックワイン』の哲学の表現だ。妥協したくない。ヘクタール当たり2万5000NZドル(約203万円)の費用がかかるから、1本の原価は13NZドル(約1050円)。英国のBB&Rは2倍の値段をつけてもいいというが、求めやすい価格にしたい。私は倫理と誠実さを大切にしている」
    英国の科学畑出身の評論家ジェイミー・グッドとの共著「オーセンティック・ワイン」でも知られるMWが採算度外視で、すべての知識を注ぎこんで造ったワイン。日本と英国のみに少量が輸出されている。

  • 新入荷 サンセール・ダンタン 2013年

    アンリ・ブルジョワは、300年以上の歴史を誇り、畑ごとの個性を素直に表現するワイン造りを行っています。サンセールには、粘土質、石灰土壌、キンメリッジ土壌、石灰岩土壌と様々なタイプの土壌が複雑に入り組んだ地形で、それぞれに異なるテロワールを持っています。アンリ・ブルジョワはそれぞれの畑、土壌ごとに個別に醸造、瓶詰する数少ない造り手です。

    Tom StevensonのWine Report [2009]の中でロワールReports(Charles Sydney担当)では、なんと!このアンリ・ブルジョワがFastest-Improving Producers(品質向上が目覚ましい生産者)のベスト10の中のなんとNo.1に選ばれています。

    ドメーヌ・アンリ・ブルジョワについて厳しい評価で知られるル・クラスマンは

    ドメーヌ・ディディエ・ダクノーに次ぐ星付★で大注目し、「ブルジョワ家のワインは陽気で純粋、しかも滑らか、いかにもロワール地方らしい造りである。上級品はどれも大変質が高く、熟成具合もボリューム感もソーヴィニヨンブランの最高レベルに達している」と絶賛!

    ヒュー・ジョンソン氏も 

    ★★~★★★3つ星をつけ、「サンセールの有力な栽培業者兼シャヴィニョルに本拠地を置く酒商」と大注目!

     
    ワインスペクテーター誌では

    毎年高評価で注目し、過去に年間ランキングトップ100の35位にアンリ・ブルジョワのワインがランクイン!また、過去に“Highly Recommended”を獲得したロワール地方唯一の造り手として有名!

    ニール・ベケット氏の「死ぬ前に飲むベき1001ワイン」の中にもアンリ・ブルジョワの名が挙げられています。

     

     

    〜 サンセール・ダンタン テロワール・ド・シレックス 2013年 〜

    品種:100%ソーヴィニヨンブラン

    ■ 樹齢:60年近く

    ■ 収量:35hl/ha   ■ 農法:リュット・レゾネ

    ■ 栽培面積:1.90ha ■ 畑の向き:南、南西

    ■ 土壌:火打石の混じる石灰質土壌

    【栽培】

    火打石の混じる南向きの、リュット・レゾネの最高のシレックス土壌(石灰質土壌)の畑の最高区画の樹齢60年近くの超ヴィエイユ・ヴィーニュのソーヴィニヨン・ブラン種100%を、驚異の低収量35hl/haで造られる、究極のサンセールAOC!

    【醸造】

    除梗は行わず、23日間自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレスタンクにて11ヶ月熟成を行います。テロワールの個性、収量制限された葡萄の質を最大限に活かすため、無清澄、無濾過で満月後に澱引き。

    【テイスティングコメント】

    芯の通った生き生きとした酸と熟度のある果実が特徴的です。オーナーいわく“濃縮感がありアクセントのある”を連発!レモン果皮やグレープフルーツ、スイカズラの花のフレーバーが感じられます。熟成によって更に個性を表します。

    サンセール Sancerre についてヒュー・ジョンソン氏は

    ★★―★★★(トリプルスター)を付け、「かぐわしいソーヴィニヨン・ブランの典型として世界中が手本にしている。ロワール河の対岸のプイイ・ヒュメとほとんど見分けがつかない。

    上位のものは5年以上かけて熟成しうる。(他にピノ・ノワールからつくる赤が最良。実においしいものであることが多い)」として上位の栽培業者にはブルジョワとトップに挙げています。

  • ボヌー・デュ・マルトレイ

    〓ボノー・デュ・マルトレイ〓

    コルトン・シャルルマーニュの代名詞とも言われる、ボノー・デュ・マルトレイ。

    モンラッシェと並び、世界最高峰の白ワインとして讃えられる、特級畑コルトン・シャルルマーニュを最も広く所有し、そこから生み出されるコルトン・シャルルマーニュの真価を追及した品格溢れる味わいは、コルトン・シャルルマーニュの最大かつ最高の造り手として、多くの尊敬を集めています。

    ボノー・デュ・マルトレイが所有する畑の総面積は11ha。そのうちコルトン・シャルルマーニュが9ha、コルトンが2haと特級畑のみを手掛ける、コルトン・シャルルマーニュを語る上で絶対に外せない偉大な造り手なのです。ブルゴーニュの生産者の中でも、特級畑のみを所有するのは、このボノー・デュ・マルトレイと、D.R.C.だけであり、ボノー・デュ・マルトレイが一目置かれている所以です。

    ボノー・デュ・マルトレイが所有する、コルトン・シャルルマーニュの一部の畑は、かつて中世の時代に、ヨーロッパ全土を治めた偉大な王、カール大帝が所有していた畑と言われています。

    現在この畑には、樹齢40~60年のブドウが植えられています。(一部2007年に植え変えたブドウの樹もあります。)

    西向きの急斜面に位置するこの畑は、粘土が全く含まれない石灰質土壌でできており、この土地で育ったブドウからは、凝縮したミネラルを持ったワインが造られます。また、この畑は、夕方遅くまで陽が当たり、日照時間に非常に恵まれているのも特徴です。長い日照時間を得ることで、光合成が有利に働き、光を十分に浴びてしっかりと育ったブドウは、ワインにフィネスや力強さをもたらします。

    このカール大帝が所有していた類稀なるテロワールこそが、ボノー・デュ・マルトレイのワインのポテンシャルを高めているといっても過言ではありません。

    ボノー・デュ・マルトレイの現当主はジャン・シャルル・ル・ボ-・ドゥ・ラ・モリ二エ-ル伯爵。毎週月~金曜日はワイナリーに常駐し、火曜日と金曜日には必ず熟成中の全ての樽のワインの糖度、酸度、温度をチェックするという徹底した情熱をもってワイン造りにあたっています。また、 研究熱心な伯爵は、より良いブドウを得るために2000年から有機農法、そして2004年からはビオディナミ農法をスタートし、2011年ヴィンテージからは100%ビオディナミを実践しています。

    モリ二エール伯爵が大切にしていることは、畑の周りの環境を良好に保つこと。 土壌の開墾には、馬を用いるより土地にも人にも負担のかからない耕作として、特殊な小さなトラクターを使用しています。そして良いブドウを育てるためには畑や土壌だけではなく、あらゆる動物や昆虫、植物の健康を保ち、グローバルシステムを整備することが大切と考えています。実際に、ボノー・デュ・マルトレイの丘には樹木が生い茂り、様々な動物や昆虫による生態系が保たれており、コルトンの丘全体の環境を整えているそうです。そして樹木の根には十分な保水力があるゆえに、2003年のような乾燥した暑い年であっても、ブドウへの水分補給は十分だったといいます。

    さらに、「樽の香りはワインそのものの味わいを覆い隠す」との考えから、新樽の比率は3分の1程度に留めています。 また、その新樽にも数年の研究の結果見つけた、品格がありエレガントな特徴のオーク材を使用しています。コルトン・シャルルマーニュに大切なのは「酸とミネラル」というのが、モリ二エール伯爵の信条であり、糖度より酸度を重視することで、長期の熟成にも耐えうるワインが造られます。 モリ二エール伯爵曰く、理想的な白ワインのイメージは、「Light Better than Heat(灼熱よりもそっと照らす明かり)」とのこと。派手さはなくとも、じっくりと向き合うことで開花し、忍耐力のある者のみが、その真価に触れることができると言われています。

    このように一貫してテロワールや自然の力を尊重した結果、まるでテロワールそのものを味わうかのような、溢れんばかりのミネラルを備えた、引き締まったタイトなスタイルのコルトン・シャルルマーニュが生み出されるのです。

    1本のブドウの樹から約5房を手摘みで収穫。ブドウは100%徐梗し、 さらに「ヴィンテージの善し悪しに関わらず年間180樽以上は造らない」という、モリ二エール伯爵の徹底主義が、ボノー・デュ・マルトレイのワインを芸術品とも言うべき最高の品質に高めています。

     

     

    〓コルトン・シャルルマーニュ 2007年〓

    コルトン・シャルルマーニュ最高の造り手と讃えられる、

    グラン・クリュのみを所有する稀有なドメーヌ。

    素晴らしいポテンシャルを秘めた、生き生きとしたミネラルを持つ1本。

    ボノー・デュ・マルトレイは、所有する畑は全てグラン・クリュという稀有な造り手。

    こんなドメーヌは、他にはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティしかありません。

    所有している11haの畑はコルトン・シャルルマーニュ9haとコルトン2haのみで、

    特にコルトン・シャルルマーニュはその抜きん出た品質の高さで知られています。

    9haの畑を所有しているコルトン・シャルルマーニュの一部は、

    その名前の由来ともなったカール大帝が所有していた畑そのものです。

    775年に、カール大帝から教会に寄進される以前からワイン造りが行われており、

    カール大帝の美しい白髭が赤く染まることを嫌がったお妃が、

    すべて白ブドウに植え替えさせたことから白ワイン造りが始まったと言う逸話もあるほどです。

    グラン・クリュにしては珍しい、西向きの区画の畑から造られるコルトン・シャルルマーニュは、

    ボノー・デュ・マルトレイの看板商品となっており、

    まさに類稀なテロワールと、オーナーであるモリニエール伯爵の知恵と情熱の結晶です。

    ブドウの平均樹齢は約47年。収穫作業は全て人の手によって行われます。

    また、1株に6房以上にならないよう生産量をコントロールし、

    ヴィンテージに関係なく180樽以上は造らないという徹底主義を貫いています。

    2000年から有機農法、そして2004年からはビオディナミ農法をスタートし、

    2011年ヴィンテージからは100%ビオディナミを実践しています。

    最高のテロワール、そしてそれだけではないたゆまぬ努力と愛情が

    史上最高ともいえるこのコルトン・シャルルマーニュを生み出すボノー・デュ・マルトレイ。

    フランスの著名なワインガイド、『ル・クラスマン』では、

    コント・ラフォン、ルフレーヴと並び、三つ星を獲得、

    「非の打ち所が無く順調な歩みを見せている模範的なドメーヌ」と評価されています。

    2007年のブルゴーニュ地方は、天候的に不安定な要素が多かったにも関わらず、

    ブドウの選果を厳しくするなど、人の手による地道な努力と、

    更には夏から秋にかけては天候に恵まれたおかげで、

    結果的には非常に良いヴィンテージに仕上がりました。

    輪郭がはっきりした深みのあるピュアな果実味。

    クラシックなコルトン・シャルルマーニュらしい、

    生き生きとしたミネラルが前面に出るスタイルです。

    りんごの蜜に白桃、ライムやグレープフルーツのアロマ。

    余韻には柑橘系のピールのようなほろ苦いニュアンスもあります。

    未だエネルギッシュで生き生きとしており、高いポテンシャルを秘めたワインです。

    飲み頃:~2019年
    評価: ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて94点を獲得

     

     

    〓コルトン 2011年〓

     

    ボノー・デュ・マルトレイと言えば白ワインが有名ですが、

    実は赤ワインも高く評価されています。収量を白ブドウよりも抑え、

    除梗や発酵前の低温浸漬を徹底することで、ピュアで凝縮感のある果実味、

    しなやかなタンニンを抽出するなど、積極的に品質向上に努めています。

    2011年は暑い春により開花時期が早まり、

    夏に気温が上がらなかったため、収穫量は少なめでしたが、

    果実の糖度は上がりすぎず、穏やかな酸が特徴の、

    柔らかく親しみやすいヴィンテージとなりました。

    2009年、2010年のビッグヴィンテージに及ばないまでも、

    エレガントで豊かな味わいに仕上がっており、

    多くの評論家が驚きを示したヴィンテージです。

    熟したラズベリーやイチゴなどの凝縮感のある香りに、

    スパイスや皮製品などの野性味あるニュアンス。

    アタックは濃厚で、瑞々しい果実の香りが口中に広がる、

    肉付きの良い味わいです。

    余韻には、熟した果実に鉄分の芳香が残る、

    エレガントで果実味豊かな仕上がりです。

    コルトン・シャルルマーニュ以上にこだわった逸品。

    白ワイン同様に素晴らしい出来のコルトンをぜひお試しください。

    評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて91点を獲得

     

  • Oregon Pinot Noir

    オレゴンワインを最初に世界に知らしめた”デイヴィッド・レット”は、オレゴンワイン産業の歴史の語り草となる象徴的存在で、”オレゴンのピノ・パパ”と呼ばれ親しまれています。

    シカゴで生まれ、ソルトレイク・ シティで育ったデイヴィッドは大学で哲学を学んだ後、歯科医になろうと心に決めていたましたが、ある夏、ナパ・ヴァレーをドライブした際にワインの魅力に惹かれ、ワインメーキングの道に進むべく、UCデイビス校で栽培・醸造学を取得。 1964年にデイビス校卒業した後、ピノ・ノワールに適した産地を知るためヨーロッパへ渡り、ブルゴーニュとアルザスの生産者を尋ね廻ります。
    帰国後、ピノノワールを植えるのにもっとも適した産地は温暖で涼しいオレゴンだと悟り、1966年にダンディー・ヒルズにブドウを植えはじめました。
    1979年パリでワイン&フード誌、ゴーミヨの主催により開かれた、ブラインド・テイスティングによるワインオリンピックで、『アイリー』の1975年ピノ・ノワール・サウスブロックはベスト10に入り、さらに翌年ジョセフ・ドルーアン主催のコンペティションでもベスト2に入り、その後のドルーアンのオレゴン進出を決定づけました。

    レット氏はアメリカで最初にシングル・ヴィンヤードのワインを手がけた生産者であり、またアメリカでピノ・グリからワインを造った最初のワインメーカーでもあります。ダンディー・ヒルズに4つの自社畑を所有し、最初に植えられたサウスブロックの畑近隣からは長期熟成に耐えうるリザーブワインが造られます。
    伝統的なブルゴーニュスタイルを継承し、野生酵母による自発的自然発酵が行われ、ワインはすべて使い古しのパンチョンで仕込まれます。アイリーのピノ・ノワールは淡い色調をもち、非常に繊細なスタイルで、数年寝かせるとすばらしい熟成味を醸し出します。ブドウを最初に植えたヴィンヤードにある杉の木に鷲の家族が舞い降りたことから、アイリー(高巣)がワイナリー名となりまた。

      
     

     

    ムートン・ノワール(変わり者)は、NYでソムリエとして活躍していたアンドレ・マックが2007年に興したブランド。
    “ワインはエリートのためにある飲み物ではなく、各々が自由なライフスタイルで愉しむもの” がアンドレのモットー。ワインのサブカルチャーに、ヒップホップやストリートカルチャーの視点を取り入れ、ユニークなラベルやネーミングをトレードマークにし、自由でクリエイティブなワインライフを提案しています。
    1972 年生まれのアンドレ・マックは、2003 年に最年少で北米最高のソムリエのタイトルを獲得した後、フレンチランドリー(ナパ・ヴァレー)、 Per Se( ニューヨーク)などトップクラスのレストランのソムリエとして活躍してきました。 ソムリエを退いた後、レストラン時代にこれまでに交流のあったオレゴンの生産者や栽培家を訪ね、自らワインメーキングのプロジェクトを立ち上げました。ワイナリーや畑を所有せず、契約栽培家からブドウを購入し、ダンディにある複数の小規模生産者が施設を共有するノースウェスト・ワインカンパニーでワインは造るこの方式を【マイクロ・ネゴシアン】と呼んでいます。

    限定数でリリースされるムートン・ノワールのワインは、当初、Nのソムリエ仲間のレストランで売られていましたが、評判が広まり、現在はアメリカ主要都市のレストランや、ワインショップで販売され、ヨーロッパへも輸出されています。