ラフロイグ

同じ蒸留所の限定ボトル2種が数量限定で入荷いたしました。

定評のあるボトラー「ハンター・レイン」からの人気シリーズ「オールド・モルト・カスク」。そのシリーズから「ラフロイグ」が277本限定で発売されました。
2000年9月蒸留の2014年7月瓶詰めで、13年もの。アルコール度数は、樽出しの54.8度。

そして、もう一つはラフロイグ蒸留所の「友の会(笑)」メンバーのみに抽選発売された、「ラフロイグ友の会発足21周年記念 ラフロイグ 21年 ハーフ・ボトル」。

13年が、6本入荷。
21年が、3本入荷。

早い物勝ちです。w

 

Kingsbury Sår Obair Linkwood 40 years old  1973/2013 45.5%

これまで数々の素晴らしいモルトをリリースしてきたキングスバリー社。1960年代のモルト、50年オーバーの熟成品など老舗大手ボトラーに勝るとも劣らない、伝説的ボトルもたくさん手がけてきましたが、かつてリリースしたことのない、最高の1本がついに日本へお目見えです。その名も「サー オビール」。
 
「サー オビール」は「貴重な、稀少な」という意味を持ちますが、重厚で存在感のあるキングスバリー初リリースとなるデキャンタとしてこの度登場しました。マッカランやボウモアの古酒などでも詰められることのなかったこの特別デキャンタに入れられたのは、1973年蒸留、40年熟成という長い眠りについていたリンクウッド。

長期熟成のポテンシャルが高いことでも知られる蒸留所ですが、特に70年代の原酒には素晴らしいものが多く、キングスバリーが満を持して詰めた樽だけに、記念碑とも呼べる特別な1本であることがご理解いただけることでしょう。
これだけの長熟品ですから残っている原酒の量も少なく、瓶詰めされたのはわずか155本のみ。後世にも語り継がれるであろう銘酒であることは間違いありません。

キングスバリーがこれまでリリースしてきた長熟モルトのポテンシャルを考えると、このボトルには期待感が一層高まります。どうか存分にこの味わいをご堪能ください。

Gordon & Macphail's Rare Old Port Ellen 1979/2014 46.0%

 蒸留所の創業は1825年で、すでに操業が停止し25年以上経ちますが,現在でも大変人気の蒸留所です。
今後は残っているストック分しか出てこない幻のアイラモルトです。 

蒸留所のポットスティルは取り外され製麦工場としての規模は拡大、現在アイラ島と周辺地域の蒸留所からオーダーされた麦芽を供給しています。
ポートエレンのシングルモルトはハーブの風味と胡椒のようなスパイシーさとオイリーな口当たりに特徴が有り、アイラの特徴であるドライでピーティーな風味を備えています。 

Without water〈ストレートの場合〉

香り:スモーキーでリコリスのような香りの背後に洋ナシを思わせるフルーツ香が感じられる。すがすがしい潮風の香りも。
味わい:甘みがあり、ピートスモークがじわじわ現れほんのりアニスが感じられる。それからニシンのような香りが続く。

With water〈加水した場合〉

香り:バタースコッチや洋ナシに、かすかに薬品っぽい香り。木製のフィッシュボックスのような懐かしい香りも。
味わい:ドライな灰の風味と塩辛さとのバランスの良い味わい。
ボディ:ふくよ かで複雑。
フィニッシュ:適度に長いフィニッシュ。ゆっくり加水をして楽しんで。
カスクタイプ:リフィルのシェリーバット。

Gordon & Macphail's Private Collection ULTRA

1895年に創業された最も歴史の古い老舗の一つで有り、また現在世界で最も知名度の高いボトラー、
ゴードン&マクファイル(以下GM)社。高級デリカテッセンに端を発した同社は、当時からリンクウッドや、グレンリベット、モートラック、ストラスアイラなどの有名な蒸留所と深い関係にありました。
自社で用意した樽に原酒を詰めてもらって独自の熟成を図る、という独立瓶詰業者のパイオニアとしての一面を当時から持ち合わせ、現在でもその安定した高い品質と古酒の品揃えの豊富さは他社の追随を許しません。
そのような中、同社社長のマイケル・ウルクハート氏の勇退を飾るべく、「プライベート・コレクション・ウルトラ」という商品がリリースされました。
上記4種の有名蒸留所の在庫の中から、ウルクハート家の三代目と四代目のメンバーが厳選しており、100年以上続く同家の伝統と継続性、そして世代間の親密さが現れています。
それぞれ総生産本数が55本〜69本という超少量生産品であり、入手の機会は今回しか有りません。

〜 Glenlivet 1952/2014 43.4% one of 69 bottles 〜

このグレンリベットの樽を選んだのは常務取締役を務めたイアン・ウルクハート氏、業務を担当している息子のニール・ウルクハート氏、そして非業務執行取締役である娘のジェニー・ホルズワース氏の三名。
1969年1月までにファーストフィルのシェリーバットで熟成され、その後同様にファーストフィルのホグスヘッドに詰め替えられました。このグレンリベットは、この味わいを理解出来る洗練された繊細な舌を持つ熱狂的なウイスキー信者に捧げられるべき一品。
60年以上の静かな熟成を経て、わずかな量で大きな満足感を得られるウイスキーに変貌しています。

 

〜 Strathisla 1957 / 2014 51.6% one of 61 bottles 〜

GM社の現在の取締役であるマイケル・ウルクハート氏と、同社ブランドマネージャーを務める娘のローラ・ウルクハート氏が一緒に選んだストラスアイラ。熟成年数は57年で、これはGM社がこれまでにリリースしたストラスアイラの中で最長の熟成年数です。まさに比較対象のない正真正銘唯一無二のストラスアイラ。一つだけ言えるのは、一歩進んだウイスキーファンが望む「長期熟成ウイスキー」のイメージにすべて応えてくれるだろう、ということです。忘れられない体験となるでしょう。

IMG_8835.JPG

シーバス・リーガル ミズナラ スペシャル・エディション

『シーバスリーガル』のマスターブレンダーのコリン・スコットが、12年以上熟成された、最高品質のシングルモルトウイスキーとグレーンウイスキーをこの商品のために1つ1つ厳選し、日本人の味覚に合った特別なブレンドを完成。さらに最終段階で、ブレンドの一部を日本原産のオーク材であるミズナラの樽でマリッジ(ブレンド後一定期間樽で寝かせて融合すること)することで、日本という特別な国に敬意を表した、完璧なバランスを持つ新しいシーバスブレンドが誕生しました。
非常に希少なミズナラ樽は、伝統的に日本のウイスキー製法で使用されますが、スコッチウイスキーで使用するのは大変珍しいことです。『シーバスリーガル ミズナラ スペシャル・エディション』は、日本のウイスキー愛飲家のこだわりを満たす、『シーバスリーガル』ならではのなめらかさと芳醇さに、ミズナラオークのスパイシーな風味が微かに漂う、洗練された味わいに仕上がっています。
<オフィシャル・テイスティングノート>
アロマ:オレンジと西洋ナシの甘いフルーティーさに、クリーミーで甘いタフィーと、微かなナッツの香りが重なる。
テイスト:全体に繊細な味わいで、驚くほど甘くてなめらか。熟した西洋ナシと蜂蜜、オレンジ風味の砂糖菓子の味わいに、微かなリコリス(甘草)の風味が加わる。
フィニッシュ:バランスよく、なめらかで、長い余韻。

グレンモーレンジ コンパンタ

20140325-164858.jpg

グレンモーレンジィのプライベート・エディションは、蒸留・製造総責任者を務めるビル・ラムズデン博士の「秘密のキャビネット(温めてきた構想や貴重な原酒など、インスピレーションの源)」から選び抜かれた、特徴が際立つ希少な原酒から生み出される、革新的で希少な限定ウイスキーのコレクションのこと。過去のリリースでは全てが高い評価を得ており、貴重なコレクターズアイテムとなっている。

「コンパンタ」は、ブルゴーニュのグランクリュ「クロ・ドゥ・タール」のワイン樽で後熟させた原酒と、コート・デュ・ローヌの甘口酒精強化ワインの樽で後熟させた原酒のアッサンブラージュから生まれたウイスキー。コンパンタ(companta)とはゲール語で「友情」を意味し、ラムズデン博士と同じく崇高な目的を持つフランスの仲間たちの友情を祝うためにつけられた名だという。余談だが、たしかラフロイグの「カーディス」も、ゲール語で「友情」の意味だったはず・・。

クロ・ドゥ・タール(Clos de Tart)はブルゴーニュ屈指のグランクリュとして知られ、若いうちはタンニンが強いが長く寝かせると真価を発揮するタイプ。長熟のクロ・ドゥ・タールは、カシスやバラの花などの複雑なブーケを放つ。ブルゴーニュ地方の南に位置するコート・デュ・ローヌ(Côtes-du-Rhône)は、ミュスカ種をメインに使ったヴァン・ドゥ・ナチュレル(甘口酒精強化ワイン, Vin Doux Naturel)の産地として有名で、上品で洗練されたデザートワインをつくる。

Glenmorangie
Private Edition
Age Alc. Special Notes
Sonnalta PX 12yo 46% ・Extra-matured in Spanish ex- Pedro Ximenez casks
・IWSC 2010 Gold Medal
Finealta NAS 46% ・A painstaking recreation of a recipe dating back to 1903
・IWSC 2012 Gold Medal
Artein 15yo 46% ・Extra-matured in Super Tuscan (Sassicaia) casks
・IWSC 2013 Gold Medal
Ealanta 19yo 46% ・Matured in virgin American white oak casks
・IWSC 2013 Gold Medal
・World Whisky Of The Year in Jim Murray’s Whisky Bible 2014
Companta NAS 46% ・Extra-matured in Grand Cru casks from Clos de Tart and those of a lusciously sweet fortified wine from Côtes du Rhône

ラムズデン博士は、今回の限定商品に対する想いを以下のように語っている。(輸入元のプレスリリースより引用)

「ウイスキーを追加熟成させるための最高の樽を求めて、20年以上もフランスの有名なワイナリーを巡る旅を重ねてきた中で、たくさんの魅力的なワイン、希少なワインを飲む機会がありました。ワイン愛好家としては、やはり一番忘れられない旅はブルゴーニュでした。彼らがワインに注ぎ込む細心の注意と情熱にはいつも驚嘆させられました。ブルゴーニュの中でも小さいワイナリーは、収穫量や経費や時間などを気にする様子もなく、ただひたすら最高のワインを造るという作業を疲れも知らずに続けていました。これはグレンモーレンジィと同じ精神です。完璧を求めるためには何も彼らを遮るものはありません。この共通の精神が私にインスピレーションを与え、フランスワインへの愛、そして長い旅の間に出会った友人たちへの究極のトリビュートを造るきっかけになりました。クロ・ドゥ・タールの樽は、グレンモーレンジィ特有のエレガントでフローラルな個性に、さらなるボディと深いベリーの風味を与えてくれました。この力強いスパイシーな個性を補完するために、コート・デュ・ローヌの甘口の酒精強化ワインで後熟させた原酒を選びました。少し時間はかかりましたが、綿密な調整を経て、力強さと優しさの完璧なバランスのアッサンブラージュにたどりつくことができました。」

なお輸入元によるテイスティングノートは以下のとおり。

【アロマ】
赤いベリーや、森の湿った下草などの「秋」の豊かな香り。薪の煙のニュアンスと、ナッツのような心地よい樽香が重なる。
【フレーバー】
チェリーや赤いベリー、煮込んだフルーツのスパイシーな味わいに、砂糖漬けのプラム、ブラッドオレンジ、ローズヒップのシロップ、ミルクチョコレート、ブラウンシュガーの風味が現れ、口全体を包みこむ長いフィニッシュへとつながっていく。

ドライなアロマと濃厚な果実感が印象的なウイスキー。熟成にせよ後熟にせよ、ワイン樽の使用はリスクが大きいというのが私の持論だが、このコンパンタは比較的バランスよく仕上がっている。さすがラムズデン博士の渾身の作品だ。