本日入荷のウイスキーです。
左から、
ザ・グレンドロナック オロロソ・シェリー・パンチョン 20年
1995年蒸留、2015年瓶詰 53.0%
ゴードン&マクファイル社 マクファイルズ 40年 40.0%
ゴードン&マクファイルズ社 スペイモルト・フロム・マッカラン 18年
1997年蒸留、2015年瓶詰 43.0%
それぞれ熟成年数から来る樽の由来の奥深い香りや甘みを存分に楽しめるタイプです。
Bar restaurant located in Kita-Shinchi, Osaka
〓ボノー・デュ・マルトレイ〓
コルトン・シャルルマーニュの代名詞とも言われる、ボノー・デュ・マルトレイ。
モンラッシェと並び、世界最高峰の白ワインとして讃えられる、特級畑コルトン・シャルルマーニュを最も広く所有し、そこから生み出されるコルトン・シャルルマーニュの真価を追及した品格溢れる味わいは、コルトン・シャルルマーニュの最大かつ最高の造り手として、多くの尊敬を集めています。
ボノー・デュ・マルトレイが所有する畑の総面積は11ha。そのうちコルトン・シャルルマーニュが9ha、コルトンが2haと特級畑のみを手掛ける、コルトン・シャルルマーニュを語る上で絶対に外せない偉大な造り手なのです。ブルゴーニュの生産者の中でも、特級畑のみを所有するのは、このボノー・デュ・マルトレイと、D.R.C.だけであり、ボノー・デュ・マルトレイが一目置かれている所以です。
ボノー・デュ・マルトレイが所有する、コルトン・シャルルマーニュの一部の畑は、かつて中世の時代に、ヨーロッパ全土を治めた偉大な王、カール大帝が所有していた畑と言われています。
現在この畑には、樹齢40~60年のブドウが植えられています。(一部2007年に植え変えたブドウの樹もあります。)
西向きの急斜面に位置するこの畑は、粘土が全く含まれない石灰質土壌でできており、この土地で育ったブドウからは、凝縮したミネラルを持ったワインが造られます。また、この畑は、夕方遅くまで陽が当たり、日照時間に非常に恵まれているのも特徴です。長い日照時間を得ることで、光合成が有利に働き、光を十分に浴びてしっかりと育ったブドウは、ワインにフィネスや力強さをもたらします。
このカール大帝が所有していた類稀なるテロワールこそが、ボノー・デュ・マルトレイのワインのポテンシャルを高めているといっても過言ではありません。
ボノー・デュ・マルトレイの現当主はジャン・シャルル・ル・ボ-・ドゥ・ラ・モリ二エ-ル伯爵。毎週月~金曜日はワイナリーに常駐し、火曜日と金曜日には必ず熟成中の全ての樽のワインの糖度、酸度、温度をチェックするという徹底した情熱をもってワイン造りにあたっています。また、 研究熱心な伯爵は、より良いブドウを得るために2000年から有機農法、そして2004年からはビオディナミ農法をスタートし、2011年ヴィンテージからは100%ビオディナミを実践しています。
モリ二エール伯爵が大切にしていることは、畑の周りの環境を良好に保つこと。 土壌の開墾には、馬を用いるより土地にも人にも負担のかからない耕作として、特殊な小さなトラクターを使用しています。そして良いブドウを育てるためには畑や土壌だけではなく、あらゆる動物や昆虫、植物の健康を保ち、グローバルシステムを整備することが大切と考えています。実際に、ボノー・デュ・マルトレイの丘には樹木が生い茂り、様々な動物や昆虫による生態系が保たれており、コルトンの丘全体の環境を整えているそうです。そして樹木の根には十分な保水力があるゆえに、2003年のような乾燥した暑い年であっても、ブドウへの水分補給は十分だったといいます。
さらに、「樽の香りはワインそのものの味わいを覆い隠す」との考えから、新樽の比率は3分の1程度に留めています。 また、その新樽にも数年の研究の結果見つけた、品格がありエレガントな特徴のオーク材を使用しています。コルトン・シャルルマーニュに大切なのは「酸とミネラル」というのが、モリ二エール伯爵の信条であり、糖度より酸度を重視することで、長期の熟成にも耐えうるワインが造られます。 モリ二エール伯爵曰く、理想的な白ワインのイメージは、「Light Better than Heat(灼熱よりもそっと照らす明かり)」とのこと。派手さはなくとも、じっくりと向き合うことで開花し、忍耐力のある者のみが、その真価に触れることができると言われています。
このように一貫してテロワールや自然の力を尊重した結果、まるでテロワールそのものを味わうかのような、溢れんばかりのミネラルを備えた、引き締まったタイトなスタイルのコルトン・シャルルマーニュが生み出されるのです。
1本のブドウの樹から約5房を手摘みで収穫。ブドウは100%徐梗し、 さらに「ヴィンテージの善し悪しに関わらず年間180樽以上は造らない」という、モリ二エール伯爵の徹底主義が、ボノー・デュ・マルトレイのワインを芸術品とも言うべき最高の品質に高めています。
〓コルトン・シャルルマーニュ 2007年〓
コルトン・シャルルマーニュ最高の造り手と讃えられる、
グラン・クリュのみを所有する稀有なドメーヌ。
素晴らしいポテンシャルを秘めた、生き生きとしたミネラルを持つ1本。
ボノー・デュ・マルトレイは、所有する畑は全てグラン・クリュという稀有な造り手。
こんなドメーヌは、他にはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティしかありません。
所有している11haの畑はコルトン・シャルルマーニュ9haとコルトン2haのみで、
特にコルトン・シャルルマーニュはその抜きん出た品質の高さで知られています。
9haの畑を所有しているコルトン・シャルルマーニュの一部は、
その名前の由来ともなったカール大帝が所有していた畑そのものです。
775年に、カール大帝から教会に寄進される以前からワイン造りが行われており、
カール大帝の美しい白髭が赤く染まることを嫌がったお妃が、
すべて白ブドウに植え替えさせたことから白ワイン造りが始まったと言う逸話もあるほどです。
グラン・クリュにしては珍しい、西向きの区画の畑から造られるコルトン・シャルルマーニュは、
ボノー・デュ・マルトレイの看板商品となっており、
まさに類稀なテロワールと、オーナーであるモリニエール伯爵の知恵と情熱の結晶です。
ブドウの平均樹齢は約47年。収穫作業は全て人の手によって行われます。
また、1株に6房以上にならないよう生産量をコントロールし、
ヴィンテージに関係なく180樽以上は造らないという徹底主義を貫いています。
2000年から有機農法、そして2004年からはビオディナミ農法をスタートし、
2011年ヴィンテージからは100%ビオディナミを実践しています。
最高のテロワール、そしてそれだけではないたゆまぬ努力と愛情が
史上最高ともいえるこのコルトン・シャルルマーニュを生み出すボノー・デュ・マルトレイ。
フランスの著名なワインガイド、『ル・クラスマン』では、
コント・ラフォン、ルフレーヴと並び、三つ星を獲得、
「非の打ち所が無く順調な歩みを見せている模範的なドメーヌ」と評価されています。
2007年のブルゴーニュ地方は、天候的に不安定な要素が多かったにも関わらず、
ブドウの選果を厳しくするなど、人の手による地道な努力と、
更には夏から秋にかけては天候に恵まれたおかげで、
結果的には非常に良いヴィンテージに仕上がりました。
輪郭がはっきりした深みのあるピュアな果実味。
クラシックなコルトン・シャルルマーニュらしい、
生き生きとしたミネラルが前面に出るスタイルです。
りんごの蜜に白桃、ライムやグレープフルーツのアロマ。
余韻には柑橘系のピールのようなほろ苦いニュアンスもあります。
未だエネルギッシュで生き生きとしており、高いポテンシャルを秘めたワインです。
飲み頃:~2019年
評価: ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて94点を獲得
〓コルトン 2011年〓
ボノー・デュ・マルトレイと言えば白ワインが有名ですが、
実は赤ワインも高く評価されています。収量を白ブドウよりも抑え、
除梗や発酵前の低温浸漬を徹底することで、ピュアで凝縮感のある果実味、
しなやかなタンニンを抽出するなど、積極的に品質向上に努めています。
2011年は暑い春により開花時期が早まり、
夏に気温が上がらなかったため、収穫量は少なめでしたが、
果実の糖度は上がりすぎず、穏やかな酸が特徴の、
柔らかく親しみやすいヴィンテージとなりました。
2009年、2010年のビッグヴィンテージに及ばないまでも、
エレガントで豊かな味わいに仕上がっており、
多くの評論家が驚きを示したヴィンテージです。
熟したラズベリーやイチゴなどの凝縮感のある香りに、
スパイスや皮製品などの野性味あるニュアンス。
アタックは濃厚で、瑞々しい果実の香りが口中に広がる、
肉付きの良い味わいです。
余韻には、熟した果実に鉄分の芳香が残る、
エレガントで果実味豊かな仕上がりです。
コルトン・シャルルマーニュ以上にこだわった逸品。
白ワイン同様に素晴らしい出来のコルトンをぜひお試しください。
評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて91点を獲得
ロンドンから北西に約900km、スコットランドのハイランド地方の主要都市インバネスから南に約25kmにいったところに位置するトマーティン蒸留所。近年、品質の大幅な向上、安定した樽の貯蔵量から注目を集めています。
—トマーティン36年—
今回新発売するアイテムは、2011年からマスターディスティラー(蒸留所責任者)となったグレアム・ユンソン氏が、約22万樽のウイスキー樽から厳選して造り上げた限定アイテム。数少ない生産数の中から日本での発売に至りました。
広大な敷地に貯蔵されている膨大な数の原酒から、バランスの良さを重んじつつ、華やかさを鮮やかに表現するため、蒸留所長のグレアム・ユンソン氏が選び抜いたバーボンバレルとオロロソシェリーバットをヴァッティングしました。いずれも36年以上熟成で、トマーティン伝統のスムーズな口当たりがさらに奥深く感じられる、円熟味あふれるモルト。
全世界市場向けに800本の限定生産。ノンチルフィルタード。アルコール度数はカスクストレングスで46度。重厚な琥珀色のウイスキーです。
洋ナシのキャンディーやジンジャービスケットの華やかな香りに、バタースコッチ、バニラアイスクリームといった濃厚な芳香が加わり、その背後にかすかにシェリーと、ミルクチョコレートが感じられます。甘み豊かな香りに対して、味わいは、きりっとしたオークに麦芽の深みが感じられた後、丁子、カルダモンのテイストが広がります。フィニッシュはなめらかで、エレガント。クリーミーな余韻にほのかなスパイスが漂います。
コニャックの最高の産地とされるグランシャンパーニュ地区のブードビル村にポールジローの畑があります。
ポールジロー家は300年以上続く旧家で、いまもポールジロー氏自ら畑で葡萄の世話をし、原酒の醸造から蒸留さらには熟成瓶詰めにいたるすべての工程を行っています。
そのようにすべてを手作業で行うコニャックの生産者はポールジロー氏が最後の一人となっています。 (なんと葡萄はすべて手摘みで行うそうです。)
そんな氏のリリースする数あるボトルの中でもひときわ異彩を放つのがこの「ポールジロー・デキャンター」。
通常ほとんどのコニャックは複数年の原酒をブレンドすることで均一な品質のボトルを生産するのですが、なんとこのボトルは単一年の原酒をボトリングしています(AOC法の制約上ビンテージ表記はできないのが残念です。)
いわゆる最良の年の原酒が熟成の極みに到達したときにだけ瓶詰めされるまさに奇跡の銘酒がここにあります。
グランシャンパーニュでブドウ農家を営む人の多くは、グランシャンパーニュの丘陵が、品質の高いオードビーを作りだすと語ります。そしてその中でもブートビルは特に繊細なアロマを生み出すのが特徴で、この繊細な香りを最高に高めて表現したのが、まさに今回のデキャンタになります。
1635年にはすでにこの地にジロー家があったという記録があり、脈々と代を重ねてきた感慨深さはもちろん、子供時代からすごした愛すべき土地、故郷として深い愛情と郷愁を感じている、他には変えがたい場所なのです。<p> グランシャンパーニュでも、それぞれの村や周辺の小川や森の位置などによって、出来上がるコニャックは微妙に変わるそうですが、ここで作られるオードビーはとても繊細で、口に含むとエレガントにいくつもの香りが重なりあうのが一番の特徴です。
そして、大部分を手作業で収穫していることが、大きくその出来に影響しており、これこそがポールジローが他と異なる味わいを作り上げるもう一つの大きな要因なのでしょう。機械化が進み手作業が減ってしまった現代でも、代々伝わる方法に敬意を表し、テロワール、ブドウ、そしてコニャックを作り上げる人、とまさに本質のみを追及してきたポールジローだからこそ表現できる味わいがこのボトルには凝縮されて詰まっています。
氏が代々受け継いだジロー家の系譜と土地、そして自身のコニャック作りの全ての想いを注ぎ込んだ少量生産の贅沢なデキャンタです。どうぞブートビルの景色に思いを馳せて存分にお楽しみください。
ブランデーといえばフランス産が広く知られていますがその中でもコニャック地方で生産されるブランデーは特に高い評価を受けています。総面積79,600ヘクタールの土地から生まれるコニャックは、芳香豊かなフランスを代表する蒸留酒として、現在でも老若男女を問わず広い世代に親しまれています。高級ブランデーとして昔から有名な銘柄のほとんどは、ここコニャック地方産のブランデーなのです。
しかし、ワインがそうであるように、コニャック地方も6つの小さな地区に分けられ、ある地区は華やかでフレッシュまたある地区はエレガントなライトボディというように各地区で栽培されるブドウには個性があります。
その中でも最高峰として知られるのがグランシャンパーニュ地区。
石灰質の土壌で栽培されるブドウは、アロマが凝縮された非常に良質なコニャックを生み、その良さは長期熟成をすることによって完全に開花するのです。
そのグランシャンパーニュ地区に、今では残り僅かな貴重な生産者が住んでいます。
その名はポールジロー。
ジロー家は400年前からこの地に根ざし、代々農業を営んできました。1800年代の後半からコニャックの生産を始め現在に至るまで高品質なコニャックを生み出し続けています。
ジロー家のコニャックが貴重なのは、ジロー氏がコニャックに対して抱き続ける「コニャックは自然の賜物」という考えに集約されています。大手メーカーが機械化されているのに対し、彼は全てのブドウを一つ一つ手で摘み、品質を確認します。
イーストを用いて時間を短縮した醸造ではなく、逐一ようすを確認しながらブドウを自然に発酵させます。
また、一括して大量に蒸留するのではなく、片時も目を離さず樽に詰めるタイミングを計ります。彼自らが全ての工程を手掛け膨大な時間と労力をかけながらていねいにコニャックを生産しています。
「私がしていることは特別なことじゃない。代々続いてきたことをやっているだけさ」
と彼は語ります。
そして「常にコニャックと向き合うこと、自然に従って決して無理はさせないこと。これが一番大切なのさ」とも。
コニャックは、ワインと同じくブドウから作られる農産物の一種です。
画一化、量産化された大手ブランドのコニャックではなく伝統的な製法を頑なに守り続けているジロー氏でなければ作れないコニャックが、ここにあります。華やかで気品のある香りそして複雑に折り重なる味わい。
それはまるで、ジロー家のあるグランシャンパーニュ・ブートビル村のテロワールをそのままボトリングしたようなコニャックなのです。
これこそがグランシャンパーニュ地区最高区画のひとつ「ブートビル」の味わいをすべて表現したジロー氏渾身の1本。
偉大なるコニャック生産者として、これまでもポールジロー氏は様々なボトルを我々日本の愛好家のために届けてくれました。定番の各ラインアップはもちろん、ブドウのポテンシャルを追求した「ビオディナミ」、長期熟成の可能性を探った「ベネラブル」。
氏の節目となるビンテージの原酒をつめた「キュベスペシャル」。
そして昨年リリースとなった最高の古酒をつめた「ベリーベリーオールド」。
どれも素晴らしい作品でしたが、氏がもうひとつ求めてやまない味わいを表現し、日本のコニャックファンのために作り上げたスペシャルボトルが、今日ここに届きました。
4世紀以上に渡って世代を受け継ぎ、今日まで農場を守り続けてきたグランシャンパーニュでも最高・最良の土地「ブートビル」。
この土地のテロワールそのものを最高のレベルまで高めたコニャックを作りたい、と最もその味わいを表現した原酒を詰めたのがこのデキャンタです。
グランシャンパーニュ・ブートビルとは
グランシャンパーニュでブドウ農家を営む人の多くはグランシャンパーニュの丘陵が、品質の高いオードビーを作りだすと語ります。
そしてその中でもブートビルは特に繊細なアロマを生み出すのが特徴で、この繊細な香りを最高に高めて表現したのが、まさに今回のデキャンタになります。
1635年にはすでにこの地にジロー家があったという記録があり脈々と代を重ねてきた感慨深さはもちろん、子供時代からすごした愛すべき土地、故郷として深い愛情と郷愁を感じている他には変えがたい場所なのです。
グランシャンパーニュでも、それぞれの村や周辺の小川や森の位置などによって、出来上がるコニャックは微妙に変わるそうですがここで作られるオードビーはとても繊細で、口に含むとエレガントにいくつもの香りが重なりあうのが一番の特徴です。
そして、大部分を手作業で収穫していることが、大きくその出来に影響しており、これこそがポールジローが他と異なる味わいを作り上げるもう一つの大きな要因なのでしょう。機械化が進み手作業が減ってしまった現代でも、代々伝わる方法に敬意を表しテロワール、ブドウ、そしてコニャックを作り上げる人、とまさに本質のみを追及してきたポールジローだからこそ表現できる味わいがこのボトルには凝縮されて詰まっています。
氏が代々受け継いだジロー家の系譜と土地、そして自身のコニャック作りの全ての想いを注ぎ込んだ少量生産の贅沢なデキャンタです。
どうぞブートビルの景色に思いを馳せて存分にお楽しみください。