近代天文学の父、ガリレオにちなんで名づけられたこのウィスキーは、
「世界初」となる宇宙での熟成に関する実験を記念して発売される限定商品です。
1999年の様々な原酒を特別にバッティングしたもので、すべてが絶妙に絡み合い、甘くスモーキーな口当たりを生み出しています。最大の特徴はシチリアのマルサラワイン樽で熟成した原酒を使用していること。バーボン樽で熟成した極上のアードベッグに合わせることで、ピーティーでスモーキーなことで名高いアードベッグにフルーティーなアロマと口当たりを加えています。
テイスティングコメント
- [ 色 ]
- ディープな琥珀色
- [ アロマ ]
- ススおよびタール、スパイシートフィー、バター香るポップコーン、そしてかすかに漂う完熟したトロピカルフルーツ(バナナ、マンゴー、ライチ)。少量の水を加えると、消毒液にもたとえられるフレッシュで心地いい香りと、波しぶきのようにはじけるかすかな潮の香りが立ち上る。
- [ 味わい ]
- コシ があるオイリーなテキスチャーに続き、甘くクリーミーなファッジ、クリームを添えたスモークしたアプリコット、完熟バナナとシナモン、クローブ、アニスシードなどの豊かなスパイス。
- [ フィニッシュ ]
- スモーキーながら甘さもあるフィニッシュ。口の中で余韻が長く続き、スモークしたフルーツの豊かな味わいを彷彿とさせる
ショット(45ml) ¥ 2,200
ボトル・キープ ¥ 24,000
ノンチルフィルター 49度
アードベッグ、宇宙に行く
近代天文学の父、ガリレオにちなんで名づけられたこのウィスキーは、2012年4月に開催されたエジンバラ国際科学フェスティバルで発表された、「世界初」となる宇宙での熟成に関する実験を記念して発売される限定商品です。 アードベッグ蒸留所は2011年末、テキサス州ヒューストンにおいて宇宙実験を手がける米国企業、ナノラックス社の招きに応じ、アイラ島の蒸留所で作られた原酒から採取した微量有機化合物に関しての2年間に及ぶ実験に参画することとなりました。有機化合物と焦がしたオークとの相互作用を検証するこの熟成実験は、地球上での通常の重力下と同時に、はるか上空の宇宙ステーション(ISS)での微小重力下でも行われます。今回の実験により大型で複雑な構造を持つ香り成分「テルペン」の分子のメカニズムが解明され、アードベッグが醸し出す風味に秘められた、新たな科学成分を発見する糸口になるかもしれません。無重力に近い条件下においてどのような変化が生じるのかなど、新たな事実を明らかにする手がかりとなるでしょう。