アンリ・ブルジョワは、300年以上の歴史を誇り、畑ごとの個性を素直に表現するワイン造りを行っています。サンセールには、粘土質、石灰土壌、キンメリッジ土壌、石灰岩土壌と様々なタイプの土壌が複雑に入り組んだ地形で、それぞれに異なるテロワールを持っています。アンリ・ブルジョワはそれぞれの畑、土壌ごとに個別に醸造、瓶詰する数少ない造り手です。
Tom StevensonのWine Report [2009]の中でロワールReports(Charles Sydney担当)では、なんと!このアンリ・ブルジョワがFastest-Improving Producers(品質向上が目覚ましい生産者)のベスト10の中のなんとNo.1に選ばれています。
ドメーヌ・アンリ・ブルジョワについて厳しい評価で知られるル・クラスマンは
ドメーヌ・ディディエ・ダクノーに次ぐ星付★で大注目し、「ブルジョワ家のワインは陽気で純粋、しかも滑らか、いかにもロワール地方らしい造りである。上級品はどれも大変質が高く、熟成具合もボリューム感もソーヴィニヨンブランの最高レベルに達している」と絶賛!
ヒュー・ジョンソン氏も
★★~★★★3つ星をつけ、「サンセールの有力な栽培業者兼シャヴィニョルに本拠地を置く酒商」と大注目!
毎年高評価で注目し、過去に年間ランキングトップ100の35位にアンリ・ブルジョワのワインがランクイン!また、過去に“Highly Recommended”を獲得したロワール地方唯一の造り手として有名!
ニール・ベケット氏の「死ぬ前に飲むベき1001ワイン」の中にもアンリ・ブルジョワの名が挙げられています。
〜 サンセール・ダンタン テロワール・ド・シレックス 2013年 〜
品種:100%ソーヴィニヨンブラン
■ 樹齢:60年近く
■ 収量:35hl/ha ■ 農法:リュット・レゾネ
■ 栽培面積:1.90ha ■ 畑の向き:南、南西
■ 土壌:火打石の混じる石灰質土壌
【栽培】
火打石の混じる南向きの、リュット・レゾネの最高のシレックス土壌(石灰質土壌)の畑の最高区画の樹齢60年近くの超ヴィエイユ・ヴィーニュのソーヴィニヨン・ブラン種100%を、驚異の低収量35hl/haで造られる、究極のサンセールAOC!
【醸造】
除梗は行わず、23日間自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレスタンクにて11ヶ月熟成を行います。テロワールの個性、収量制限された葡萄の質を最大限に活かすため、無清澄、無濾過で満月後に澱引き。
【テイスティングコメント】
芯の通った生き生きとした酸と熟度のある果実が特徴的です。オーナーいわく“濃縮感がありアクセントのある”を連発!レモン果皮やグレープフルーツ、スイカズラの花のフレーバーが感じられます。熟成によって更に個性を表します。
サンセール Sancerre についてヒュー・ジョンソン氏は
★★―★★★(トリプルスター)を付け、「かぐわしいソーヴィニヨン・ブランの典型として世界中が手本にしている。ロワール河の対岸のプイイ・ヒュメとほとんど見分けがつかない。
上位のものは5年以上かけて熟成しうる。(他にピノ・ノワールからつくる赤が最良。実においしいものであることが多い)」として上位の栽培業者にはブルジョワとトップに挙げています。