イル・ボッロ

かの有名なサルヴァトーレ・フェラガモ。
その、フェラガモ・ファミリーがトスカーナに所有する高級リゾート地、「イル・ボッロ村」。
ワイン造りのためにまるごと買い上げたという、この村から
スーパータスカンをはじめ、秀逸なワインが生産されています。

  もともとイル・ボッロ村でワイン醸造が始められたのは、
メディチ・トルナクインチ家の統治下にあった18世紀ごろのこと。

その後1999年からはフェラガモ家が
ルーチェなどの醸造責任者も務めるニコロ・ダフィット氏監修のもとワイン造りを初め、
今日ではトスカーナの新しいワイナリーとして世界に認められるようになりました。

畑の総面積は45ha。メルロ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、
サンジョヴェーゼ、プティ・ヴェルドの5種類のブドウを栽培しています。

イル・ボッロの畑は1haあたりブドウの樹4500本、樹1本からブドウ1kgという低収量にこだわっています。
そのため、ブドウの樹1本あたりから生産されるワインはわずか1本にしかなりません。
大事に育てたブドウは、人の手によって収穫されます。
厳しい選別を経たブドウを仕込み、新樽でのマロラクティック発酵、
18カ月のオーク熟成を経て瓶詰めされます。

このワインは、村、そしてワイナリーの名前である 「イル・ボッロ」という名が付けられた、
ワイナリーを代表するトップキュヴェです。
イル・ボッロ村が位置するのはキャンティのエリアであり、サンジョヴェーゼの栽培もおこなっていますが、
あえてキャンティではなく、スーパータスカンとしての道を選びました。
イル・ボッロのテロワールを最大限に活かすため、
主にブレンドされたのはメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンというボルドー品種。
徹底的な品質至上主義から生まれるワインは、
華やかでモダンながら、温かみを感じさせる全く新しいトスカーナワインです。

2010年ヴィンテージは、
『ELLE a table』2014年11月号にて、「殿堂入りの1本はこれ!私のレジェンドワイン」
「Celebrity Wine セレブが造ればワインもレジェンドに!」の1本として選ばれ、
「名門の美意識と哲学が惜しみなく注ぎ込まれた華やかでエレガントな味わいは、
世界中のセレブをも魅了する」
 と、紙面で絶賛されました。

超一流と謳われる彼らのモノ造りのスピリッツとセンスが
そのまま受け継がれた素晴らしいワインをぜひお楽しみください!