ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

飲み頃の【プス・ドール】の入荷です。

2006年 ヴォルネイ・エン・カイユレ ¥ 14,000
2007年 ヴォルネイ クロ・ド・ラ・プス・ドール ¥ 16,000
2008年 ヴォルネイ クロ・デ・ソワソン・トゥーヴレ ¥ 18,000
各4本ずつの入荷です。

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ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

 

 

ワイン共々大きな変身を遂げた、
由緒あるドメーヌ


広さ15ヘクタールにおよぶ畑はグラン・クリュとプルミエ・クリュ。
以前は1級畑とACブルゴーニュだったが、新しい所有者に替わって特級畑と、
それまで赤だけだったラインナップにサントネーの白が加わった。サントネーのみという、
ブルゴーニュ広しと云えどもその質の高さでは群を抜くドメーヌ。
加えてヴォルネーのクロ・ド・ラ・ブス・ドール、クロ・デ・ソワサント・ウーヴレ
それにクロ・ドゥデニャックの3区画はプス・ドールのモノポールとなっている。

1960年代半ばよりドメーヌを精力的に運営し、また名声を高めてきた
ジェラール・ポテルの死去にともない、1997年から新しい所有者である
パトリック・ランダンジェの指揮の元、生産をおこなっているが、ワインは以前に較べ
明らかに色調も濃くなり、深みを増した。そのつくりだが、畑においては除草剤、
化学肥料の類は一切使用しない。醸造所内での果汁の移動は、ポンプは用いずに
グラヴィティ・フロー――醸造所の2階にぶどうを運び込み、選果を入念におこない、
その後除梗破砕、発酵は1階にあるイノックスのタンクでおこない、樽熟は30パーセント
の新樽を用いて地下倉で、という具合に重力で果汁を移動させることにより、
余計なストレスを与えない配慮がなされている。

まだ代替わりして間もないが、新たな所有者であるパトリックは上に述べたように、
基本的には以前のつくりを踏襲しながらも、より細かな手間を省かずにワインの生産に
あたっている。そのため、ヴォルネー、ポマール、コルトン、サントネーと4つのアペラシオンに
ある区画はどれも好位置を占めるが、ワインはテロワール毎の差異が十全に感じられる
素晴らしい仕上がりとなっている。なによりもそのワインが証明している
新生プス・ドール、これからが大いに愉しみである。