ブルーノ・パイヤール

北新地バー

シャンパーニュ地方で古くからブドウ栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。

最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンです。

ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。

全て辛口であり、中辛口や甘口は造っておりません。

有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションはブラインド・ティスティングにてブルーノ・パイヤールに惚れ込み、2週間後には彼のシャンパーニュメゾンを訪れました。

そしてブルーノ・パイヤールのこだわり、最高を求める姿勢が彼の食に対するアートと共鳴し、以来ジョエル・ロブションのレストランでは常にブルーノ・パイヤールをサーブすると言われる程です。

他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まりプロモーションをかけて売り出す現状において、真摯に最高品質を追求するブルーノ・パイヤールは異例とも言える貴重な存在でしょう。

ロバート・パーカー4ツ星生産者ブルーノ・パイヤールは戦後誕生した唯一のシャンパンハウスです。
ジョエル・ロブョンが愛し続けるシャンパーニュとしても有名です。
またヒュー・ジョンソン氏も「ポケット・ワインブック」の中で「大きな名声を得ている新鋭のシャンパン会社ブルーノ・パイヤールは極めて高水準!」と称賛!

シャンパーニュ地方で古くからブドウ栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。
最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンで、独立したメゾンとしては最も大きい規模を誇っています。
年間平均出荷量は45~50万本で、その80%が輸出されており、ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。
創立当初からドザージュ量の最も低いメゾンの1つであり、近年は更に低く抑え、純粋な味わいを表現しています。
1994年から畑の購入を始め、現在自社畑は30ha(内12haがグランクリュ、6haがプルミエクリュ)となり、必要なブドウの40%をまかなっています。
自社畑は有機栽培を行い、除草剤も使用していません。
土壌を大切に扱う事で、根は地層深くに伸び、素晴らしいミネラルの特徴をワインに与えています。
創立者・経営者であり、また実際に自らブレンドを行うブルーノ・パイヤールは、気候状況により使用するブドウの畑を選び(寒い年は南向きの畑のブドウを使用するなど)、又その年のブドウの品質に従いリザーヴワインの量を調節し(平均35%、最大50%)、毎年一貫した品質を保っています。
純粋でエレガントな味わいは美食の良いお供であり、ハウスシャンパーニュとして使用する有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションをはじめ、数多くの有名レストランでサーブされ、2010年は世界の422軒のミシュラン星付きレストランで愛飲されています。

■ブルーノ・パイヤールの特徴■

1.戦後唯一のメゾン
2.「ブルーノ・パイヤール」とは「ブランド名」、「創設者」、「現オーナー」であり、さらにブレンドも監督
3.常に最も純粋である最初のプレス≪一番搾り≫のみを使用
4.シャンパーニュ地方のグランクリュ/プルミエクリュでとれた、最高品質のブドウのみ使用
5.シュールリー熟成期間が法定期間の2~3倍のため、見事な熟成感と繊細さを持つエレガントなシャンパーニュに仕上がる
6.温暖化の影響をうけない定温/冷涼セラーで、発酵がゆっくりと進むため細かい泡が生まれる
7.ワイン本来の姿を大切に保つため、ドザージュは最低限に控える
8.全ボトルにデゴルジュマンの日付を表示

(「デゴルジュマン」とは:数年にわたる瓶熟の後、瓶内二次発酵の際に生じた澱を除去する作業です。この段階でドサージュが加えられ瓶口がコルクで閉められます。その際、ボトルを開けることが必要になり、少量の炭素ガスが失われ酸素がはいります。そのため、この日から新たに瓶熟が始まり、最終的には酸化していきます。これがデゴルジュマンの日付が大切な理由です。)

■テクニカル情報■
畑:自社畑を約25~26ヘクタール所有(生産量の30%を支えている)
平均樹齢:35-40年
醸造:第一次発酵では15-20%樽、残りはステンレスタンクを使用(NPUを除く全てのワインに関して)。

◆◆◆ N.P.U. 1996年 ◆◆◆

N.P.U.( Nec Plus Ultra )は、ラテン語で文字通り「それ以上のものがない」ことを意味します。当初より追求されてきた高い野心により生まれる情熱、つまりこれ以上ない最高峰のシャンパーニュを提供する、という思いを込めて造られました。 N.P.U.は偉大な収穫年にのみ生産されます。1996年はワイン史上1928 年に匹敵すると言われるほど傑出した偉大な年であり、果実の凝縮感、円熟味、優れた酸味や余韻の素晴らしさなど、すべての特徴がこれ以上ないほどの絶妙なコンビネーションを形成しています。 ヘーゼルナッツ、トーストそしてブリオッシュのような豊かな果実味。このシャルドネ50%、ピノ・ノワール50%のブレンドはミディアム~フルボディで、シルクのような滑らかな舌触りを持ち、1990年よりもスケールの大きい力強いアロマがあり風味豊かで余韻の長い複雑なフィニッシュに続きます。

■テクニカル情報■
畑: グランクリュの中でも優れたブドウのみを選別。シャンパーニュにある320の村のなかで17ヶ所のみがグラン・クリュのアペラシオンとして認められています。このワインのぶどうはこれらの4ヶ所:ブージー、ヴェルズネー、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェの畑のものです。
セパージュ: グランクリュのシャルドネとピノ・ノワールを50%ずつ使用
ドサージュ量: 4g/L ・・・Extra Brut
醸造: 1次発酵を100%小樽で行い澱の上に9ヶ月。その後のシュールリー期間は12年。 デゴルジュマン後には更に30ヶ月間セラーで熟成。15年経過してようやくリリース。
生産本数: 6,523本のみ
最適温度: 10 – 11度に冷やしたのち、抜栓後は少なくとも1時間は空気に触れさせると より美味しく召し上がれます。

年とともに様々な香りのニュアンスが累積され層になって表れることで、ワインはより複雑さを増していきます。色合いは濃さを増していきますが、泡はとても細かいままです。シャンパンは時間がたっても熟成しないといわれますが、偉大なシャンパンは時間とともに成長していくものです。よりフレッシュな味わいが素晴らしいですが、熟成された味わいもまた格別です。
ドイツのフード&ワイン最有力誌 Der Fein Schmecker主催による 2011年度 ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー 受賞!
★ワイン・スペクテーター94点 2012年6月15日
熟した砂糖がけの林檎、桃、洋ナシの風味が可憐に混ざり合い溢れ、更に熟成を感じる牡蠣の殻、ポルチーニ・マッシュルーム、トーストしたナッツの特徴が表れる。アロマには粉末のスパイス、新鮮な百合、黒鉛が広がる。新鮮で常に食欲をそそり、繊細な質感と長くミネラルを感じるフィニッシュに続く。デゴルジュマン:2009年1月 今から2021年まで飲み頃。2度試飲し、一貫した得点。
★ステファン・タンザー インターナショナル・ワイン・セラー 94点 2011年12月
快活な黄/金色。奥深いブーケからドライ・アップル、ネクタリン、蜂蜜、オレンジの皮、トフィー、ジンジャーブレッドが表れる。幅広い味わいを覆い尽くす果樹と果実の核の風味が溢れ、トーストを感じさせる澱とスパイスのニュアンスにひき立てられている。そしてゆっくりと構造をなしてゆくミネラルが風味を浮き立てる。空気に触れてゆくと、更なる粘性とコシを感じ、同時に快活さも保っている。フィニッシュは驚く程の力強さと持続性をもち、背景にスパイスとミネラルを感じる。このシャンパーニュは今飲んでも十分複雑だが、この奥深さからより熟成をさせても良いだろう。デゴルジュマン:2009年1月

Wine SpectatorScore: 94┃Issue: Jun 15, 2012 BRUNO PAILLARD Brut Champagne
N.P.U. Nec Plus Ultra 1996A lovely mix of ripe glazed apple, peach and pear fruit flavors, offering more mature oyster shell, porcini mushroom and toasted nut notes, with aromatic hints of ground spice, fresh lily and graphite. Fresh and mouthwatering throughout, with delicate texture and a long, mineral-tinged finish. Disgorged January 2009. Drink now through 2021. Tasted twice, with consistent notes. 150 cases imported. –AN

1999 N.P.U.はこの卓越した味わいに到達するまで13年もの年月をかけています。
グラスの中で少し開く時間をとっていただくと、潜在力が表れてくるでしょう。
まず鮮やかな深い黄金色と、細かな泡沫を楽しんでください。
そして目を閉じて細やかな音楽に耳を傾けてください。
複合的で複雑なアロマがゆっくりと表れます。
その後に、ゆっくりと味わいを楽しんで下さい。

畑:
グランクリュの中でも優れたブドウのみを選別。
シャンパーニュにある320の村のなかで17ヶ所のみがグランクリュのアペラシオンとして認められています。
このワインのぶどうはこれらの4ヶ所:ブージー、ヴェルズネー、オジェ、ル・メニル・シュール・オジェの畑のものです。

セパージュ: グランクリュのシャルドネとピノ・ノワールを50%ずつ使用

ドザージュ量: 4g/L…Extra Brut

醸造:
第一次発酵を100%小樽で10ヶ月行います。
この期間に各クリュは独自の個性を発展させ、またほのかなオークのアロマも加わります。
続く2000年7月に、私たちは最良の42樽(21樽シャルドネ、21樽ピノ・ノワール)を選別し、ブレンドしました。
第二次発酵は瓶詰め後すぐに始まり、室温10.5度のセラーで長い熟成期間に入ります。
そしてデゴルジュマン後の“回復期間”を含めて、12年以上熟成されます。
ドザージュ後は1年間セラーで安定させ、発売されます。

生産本数: 11,508本(750ml)、508本(1500ml)。すべてナンバリング記載。

最適温度:
あまり低すぎない、10度程度に冷やして下さい。
ワインだけでも、デザート以外のお食事にも良く合います。

1996ヴィンテージ ★ワイン・スペクテーター94点 2012年6月15日
熟した砂糖がけの林檎、桃、洋ナシの風味が可憐に混ざり合い溢れ、更に熟成を感じる牡蠣の殻、ポルチーニ・マッシュルーム、トーストしたナッツの特徴が表れる。
アロマには粉末のスパイス、新鮮な百合、黒鉛が広がる。
新鮮で常に食欲をそそり、繊細な質感と長くミネラルを感じるフィニッシュに続く。
デゴルジュマン: 2009年1月。今から2021年まで飲み頃。2度試飲し、一貫した得点。

◆◆◆ ミレジメ ブラン・ド・ブラン 1999年 ◆◆◆

■1999ヴィンテージ情報■
穏やかな冬に続いて、発芽は早く4月中旬に始まりました。5月中旬までシャンパーニュ地方に頻繁に降りる霜に99年は影響を受けることはありませんでした。唯一被害があったのは雹で、およそ30クリュ以上が影響を受け、これはシャンパーヌの畑の10%になり、ブレンドをする際厳密な選別が必要でした。開花は6月11-14日で、暑い夏となりました。全体的に1999年は平均より降水量が多く、気温も高く、1年を通してバランスがよくとれている年でした。収穫は通年のシャンパーニュのように、9月15日に開始しました。そして健康で重量のあるブドウがたくさん収穫できました。この年はクラシックで芳醇なヴィンテージとなり、偉大なシャンパーニュの伝統が感じられます。
■テクニカル情報■
品種:シャルドネ100% 畑:オジェ、ル・メニル・シュール・オジェ(ともにグランクリュ) 醸造:ブルーノ・パイヤールの他のワイン同様、一番搾りのみを使用しています。10年間シュールリーで熟成させ、素晴らしく発展したミネラルと花、スパイスと砂糖漬けのオレンジの皮のアロマがバランスよく表れています。 発売日:2011年5月 ドザージュ:5g/L (最初にリリースしたボトルは2010年7月にデゴルジュマンを行っています。)
■ラベルについて■
1999ブラン・ドゥ・ブランのラベルはフランス人画家ギュイユメット・シュルンバジェールに「ヴィヴァシティ 快活」というテーマで描いてもらいました。シュルンバジェールは偉大なクレモニーニに学び、何年もブラジルで過ごした後、現在はパリに住んでいます。ブラジルでの経験が彼女の色彩感覚や創造力を豊かにしたことでしょう。
■コメント■
色調:深みのある緑がかった黄金色。快活なとても細かい泡沫が途切れなく続きます。 香り:柑橘類の果実、マンダリン、アーモンドが最初に感じられます。そして焼いたパン、スパイス、甘草、砂糖漬けのオレンジの皮に発展します。 味わい:活き活きとした特徴が感じられ、新鮮さが強く印象に残りますが、鮮やかな構造や長さがあり、とてもバランスが良くとれています。

ジョエル・ ロブションが愛し続けるシャンパーニュ

2011年5月に発売が開始されたこの1999ブラン・ドゥ・ブランはヴィンテージシャンパーニュの中でも最も長く熟成をさせたものの1つであり、卓越したシャンパーニュのみが成しうる類まれな熟成感が楽しめます。

【1999ヴィンテージ情報】
穏やかな冬に続いて、発芽は早く4月中旬に始まりました。
5月中旬までシャンパーニュ地方に頻繁に降りる霜に99年は影響を受けることはありませんでした。
唯一被害があったのは雹で、およそ30クリュ以上が影響を受け、これはシャンパーニュの畑の10%になり、ブレンドをする際厳密な選別が必要でした。
開花は6月11-14日で、暑い夏となりました。全体的に1999年は平均より降水量が多く、気温も高く、1年を通してバランスがよくとれている年でした。
収穫は通年のシャンパーニュのように、9月15日に開始しました。
そして健康で重量のあるブドウがたくさん収穫できました。
この年はクラシックで芳醇なヴィンテージとなり、偉大なシャンパーニュの伝統が感じられます。

【ラベルについて】
1999ブラン・ドゥ・ブランのラベルはフランス人画家ギュイユメット・シュルンバジェールに「ヴィヴァシティ 快活」というテーマで描いてもらいました。
シュルンバジェールは偉大なクレモニーニに学び、何年もブラジルで過ごした後、現在はパリに住んでいます。
ブラジルでの経験が彼女の色彩感覚や創造力を豊かにしたことでしょう。

【コメント】
色調:深みのある緑がかった黄金色。快活なとても細かい泡沫が途切れなく続きます。
香り:柑橘類の果実、マンダリン、アーモンドが最初に感じられます。そして焼いたパン、スパイス、甘草、砂糖漬けのオレンジの皮に発展します。
味わい:活き活きとした特徴が感じられ、新鮮さが強く印象に残りますが、鮮やかな構造や長さがあり、とてもバランスが良くとれています。

【畑】
オジェ、ル・メニル・シュール・オジェ(ともにグランクリュ)

【醸造】
ブルーノ・パイヤールの他のワイン同様、一番搾りのみを使用しています。
10年間シュールリーで熟成させ、素晴らしく発展したミネラルと花、スパイスと砂糖漬けのオレンジの皮のアロマがバランスよく表れています。