17世紀から続く老舗酒商BBR社の100年以上前のラベルが復活!
19世紀に使用された伝説のBBRラベル復活。
17世紀から続くロンドンの老舗酒商BBR(ベリーブラザーズ&ラッド)社の100年以上前に使っていた伝統のあるラベルが復活しました。
かつてはシャトー・ムートン・ロートシルトなどのワインもこのラベルでリリースされておりました。
BBRは18世紀キングジョージ3世の時代から現在までロイヤルファミリーにワインを供給している名門中の名門で、2つのロイヤルワラントを授かっています。
100年以上前に使っていた伝統のあるラベルを再現した復刻ラベルボトリングのために、BBRスピリッツマネージャーのDouglas McIvor氏の全面協力のもと、今回も素晴らしいカスクが選ばれました。
グレンリベット1973は、馥郁としたウッディさと熟した果実の甘さを持つ王道の長期熟成スペイサイドモルトです。香りは挽きたてのコーヒー、ベルギーチョコレート、香ばしいオークにエステル、南国フルーツ(マンゴー、パイン)、洋梨、バニラの甘さで、鼻を遠ざけるが惜しいほどの素晴らしい芳香です。口当たりは極めてやわらかく、滑らかで、ふくよか。洋梨、チョコレートソースをかけたパイン入りクレープ、チェリーキャンディ、ドライフルーツ、香木、グレープフルーツで、水っぽさ、エグミは全くなく、旨みが凝縮されています。甘いエステルと香ばしいチョコレートの余韻がぐんぐんと伸びていきます。安定したクオリティーの高さで評価が再上昇しているBBRがおくる極めつけのスペイサイドモルトです。「成熟」、「馥郁」、「芳醇」といった言葉は、このウイスキーのためにあります。
グレンリベット 38年 1974 BBR復刻ラベル 53.4% Bottled in 2012 – Cask 8206
ホグスヘッドの38年熟成。
グラスに注ぐと、クリーミーな甘い香り、ミックスフルーツ、アプリコット、バニラが溢れ出し、部屋中に広がります。
53.4%のアルコールがしっかりとしたバックボーンを形作り、アプリコット、蜂蜜漬けのオレンジ、バニラにジンジャーがぴりりと舌を刺激します。
アフターはチェリーブランデーとウッドスパイスで、芳醇で飲み応えのある仕上がりとなっています。
今後、入手困難となる1970年代グレンリベットのシングルカスクです。
ボウモア 25年 1987 BBR復刻ラベル 47.5% Bottled in 2012 – Cask 2820
フローラルな香りに始まり、ピート、白桃、オリーブオイルをかけ、ディルを添えた牡蠣、ミントキャンディ、バニラの複雑で華やかなアロマです。
口に含むとパッとパルマバイオレット(ラベンダー風味の菓子)が広がり、支配します。その後、缶詰の桃、りんご、バニラオークの甘みが続き、アフターは潮とピートスモークを伴いながら、ラベンダーが再び降臨します。
長期熟成アイラモルトの価格は高騰が続いており、特に人気の高いボウモアは今後、より入手が困難となります。