ローマ時代からの長い歴史を持つ名醸地たるカンパーニャにおいて、
戦前から続く唯一のワイナリーです。
長い間地場品種を守り続けてきた、カンパーニャの良心ともいうべきワイナリー。
タウラージの南イタリア初のD.O.C.G.への昇格も、
見失われていた品種、フィアーノの再発見も彼らの功績。
今のカンパーニャワインは、マストロベラルディーノなしには存在しません。
このワイナリーを代表するワイン、タウラージ・ラディーチは
アリアーニコのふくよかで優雅な魅力を強く印象付ける名品。
ナポリを州都とするカンパーニャは温暖なイメージですが、
タウラージ、グレコ・ディ・トゥーフォ、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノの3つのD.O.C.G.は、
いずれも内陸の、標高が高く涼しい、昼夜の気温差の大きい産地で、味わいにメリハリがあります。
品種 | アリアニコ 85%/ピエディロッソ 15% | ||
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醸造・熟成 | 醗酵:ステンレス・タンク 主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵 熟成:オーク樽 24ヶ月(225L、新樽比率50%)/瓶熟成 12ヵ月以上 |
ピエディロッモノ由来する丁子などスパイス香、アリアニコのフローラルさが調和したワイン。ヴァニア、プラムのアロマ。どっしりとした味わいは高いストラクチャーとアルコールで告ャ。