瓶詰年 : 2012年
熟成年数 : 44年
カスクタイプ:フィノ・シェリーカスク
フルーティさとフレッシュさ、そしてオークのバランスの良い上品な味わいです。リリース本数は世界で120本のみ。
このボトルは44年熟成ですが、シルバーシール社は“4”という数字が重なる“44”は忌み嫌われるというアジアの文化をリスペクトし、あえて44年という表記なしのラベルとしました。
色:ライトゴールド
香り:オレンジ、シトラス、煮たりんご、オーク、グリーンティー。甘く爽やかな香りとウッディが心地良い。
味:最初はフレッシュでフルーティな甘さが広がり、その後上品なオーク、ウッディで微かにスパイシーへ
と変化する。
フィニッシュ:オークやウッディ、ほのかにピール感を伴って続く。
シルバーシールは同社の要、マイナルディ氏が今までと変わらずカスク(樽)の選定をボトリング、デザインを担当し、そのクオリティの高さはそのままに、同社のディストリビュージョンをより強固なものとするため、マイナルディ氏と古くから親交のあったウイスキーアンティーク社のマックス・リギー氏を新たにディストリビューターとして迎えました。
シルバーシールはイタリアの独立系瓶詰業者のひとつ。
不定期でボトリングされ、リリースの少なさと品質の高さからから手に入りにくいボトラーとされています。1980年代にスコットランドで買い付けたシングルモルトスコッチをイタリアで輸入販売していた伝説的なボトラー、セスタンテの流れを汲んでいます。
トミントール(TOMINTOUL)
1964年に設立された比較的新しい蒸留所。以前はホワイト&マッカイ社が所有していたが、1995年に閉鎖。その後2000年にロンドンに本社を置くアンガス・ダンディー社によって買収され、生産を再開。現在の年間生産量は320万リットルに及ぶ。
蒸留所廃液処理の先駆者的存在。設立当初から環境に配慮した近代的な設備を有し、特に再留廃液に含まれるスペントリールという銅を無毒化。エコロジーな蒸留所と呼ばれている。