長年親しまれてきたシングルモルト「オールド・モルト・カスク(以下OMC)」を擁する旧ダグラスレイン社が分社したのは、今年2013年5月。
OMCとオールド&レアという二つの基幹シリーズはハンターレイン社が引き継ぐこととなり、
フレッド・レイン氏が代表を務める新ダグラスレイン社へは新シリーズ発売の期待が寄せられていましたが、
この度ようやく現地で「オールド・パティキュラー」という新シリーズの全容が明らかにされました。
■ オールド・パティキュラー(Old Particular)
2013年9月4日に現地発売開始となった新しいシリーズで、旧ダグラスレイン社のOMCシリーズと同じ位置付けにある、
今後の新ダグラスレイン社における中心的な役割を果たす存在です。
OMCではアルコール度数50度でボトリングされていましたが、オールド・パティキュラーでは
「18年熟成以下の樽は48.4度」「19年熟成以上の樽は51.5度」に加水してボトリングされます。
これはフレッド・レイン氏の長年の経験から辿りついた度数であり、
若くて元気の良いウイスキーはその強すぎる要素を穏やかにするため48.4度に、
長く熟成しているウイスキーはエンジェル・シェア(熟成中に蒸発するウイスキー)がその役割を担っていることから、
彼らの追い求める品質を最も上手に表現できる度数である51.5度に、という意図のようです。
なおOMCシリーズと同様に、上記アルコール度数に満たない場合はカスクストレングスでボトリングされます。
Bowmore 25 Years Old 1987/2013 Refill Hogshead 1 of 234 bottles 50.2%
Port Ellen 31 Years Old 1982/2013 Refill Hogshead 1 of 286 bottles 51.5%
各2本ずつの入荷です。